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一部立ち入り禁止の理由は?失われつつある昭和の香り漂うレトロな市場「到津市場(いとうづいちば)」

レトロスポット

「訪問日2023.12.27」

今回の九州旅はディープスポットを巡る旅!ディープな市場散策をしよう!という事で前記事に続いて到津市場に足を運ぶ事に。福岡レトロアーケード巡り。

福岡県 #昭和レトロ アーケード巡り「貞元市場(さだもといちば)」

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到津市場=「いとうづいちば」と読むそう。

現在はほとんどシャッターが降りている状態の店舗がほとんど。

到津市場

到津市場の創業は1940年(昭和15年)ごろで、現在はわずか数店舗が営業しているのみ。
朽ちた看板や市場の構造からは、かつての往時の賑わいが依然として伝わってくる。

到津市場はレトロ好きな愛好者たちの注目を集め、知る人ぞ知る撮影スポットとしても有名で、たまに遠方からの訪問客も訪れるよう。
…そう!まさに私も釣られてやってきたのである!

アクセス:最寄り駅は福岡の南小倉駅から歩いて20分ほど。

アーケードの屋根部分を撮影すると木造の作りなのがよく分かる。
屋根に穴が空いてしまって外の光が入り込んでいる。

ゆっくりと長い時間をかけて侵食が進んできたのだろうか。

この市場の空間内、タイムスリップしたような異世界感がものすごかった。

雰囲気の良い看板を撮影してみた①
「倉橋商店」さん。

雰囲気の良い看板を撮影してみた②
「田中鮮魚店」さん。

現在営業しているお惣菜屋さんの女将さんに「お写真撮ってもいいですか?」と聞くと「どうぞ~」と快くご返答頂いたので、写真撮影させて頂いた。

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※そして残念ながらコロッケの写真を撮り忘れるという…迂闊だった。

写真を見ると立ち入り禁止になっているかと思う。
実は到津市場は私が訪れた時には一部区間が立ち入り禁止になっていた。

立ち入り禁止になっている原因は市場の屋根部位が2週間前くらいに崩れてしまったからなんだとか。
こういった光景を目の当たりにすると、古き良き時代の建造物など、永遠に残すことの難しさを感じずにはいられなかった。

この入り口は中間地点という感じで消防の防災用の道具などが入り口右側にまとまって置いてあった。

かなり昔の消化器のように感じる。今も使えるのかどうか。
一緒に写っている自転車のサドルは埃かぶって、しばらく誰も乗っていない事が想像できる。

かなり錆びてしまっている。通電しているのかどうか不明だ。

到津市場が最盛期だった頃はこんなにも多くの店舗があり、かつては賑やかだった様子がうかがえる。

到津市場の外観の写真

一階部分には「車庫」の文字が。二階は大きく崩壊しかかっている。

一階に「そろばん教室」の看板がかかっているので、ここでそろばん教室を営んでいたのだろうか。

木の勢いがすごい。緑の生命力が勢いよく伸びているのに対し、廃墟した家屋が飲み込まれて一体化してしまいそうな雰囲気だ。

コンクリートが地面に落ちてしまっている。地震か、なにかの影響なのか。

到津市場は今もなお営業しているものの、市場全体の老朽化によりその終焉が迫っているような気がした。
実際に私は足を運んでみたが、到津市場に足を踏み入れるとノスタルジーを感じさせる場所であった。

最近ではこのようなレトロなスポットが減少している中、到津市場は貴重な存在と言える。
到津市場、早めに訪れる事をおすすめする。

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