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【中国地方特化】鍾乳洞マニアが選ぶ!鍾乳洞・洞窟スポットリスト!

おもしろお出かけスポット

※下記、紹介した中には管理者が常駐していない鍾乳洞・洞窟がございます。
当方では現地での事故、事件などにおけるいかなる事象が起こった場合でも、被害に
おける一切の責任を負いかねます。

はじめに

日本には、自然が生み出した神秘的な洞窟や鍾乳洞が数多く存在しています。
本記事では、独断と偏見で選んだ全国の各都道府県の見ごたえのある洞窟・鍾乳洞スポットを幅広く紹介します。

特にジオスポットやアウトドアが好きな方には必見のスポットばかりです。
新たな冒険の旅先を探している方は、ぜひ参考にしてみてください。

↓鍾乳洞・洞窟47都道府県Ver.↓(サクッと情報取得したい方はコチラ)

【北海道&東北エリア特化】鍾乳洞マニアが選ぶ!鍾乳洞・洞窟スポットリスト!

↓【関東エリア特化】鍾乳洞マニアが選ぶ!鍾乳洞・洞窟スポットリスト!↓

↓【近畿エリア特化】鍾乳洞マニアが選ぶ!鍾乳洞・洞窟スポットリスト!

※ご紹介メインは鍾乳洞&洞窟ですが一部、洞窟未満(番外編)のスポットも含まれます。
ブログ公開時の情報は、時間の経過によって変更が生じる可能性がありますのでご了承ください。

地域別まとめ

中国エリア

1.鳥取県

・酒宴洞門(さかもりどうもん)

鴨ヶ磯(かもがいそ)は、石英を含む白い砂浜が織りなす美しい海岸で「小鴨ヶ磯」「椿谷」「大鴨ヶ磯」の三つから構成されています。その中でも、大鴨ヶ磯の東端に位置するのが、酒宴洞門。

この洞門は、昭和2年(1927年)に文豪・島崎藤村が浦富(うらどめ)を訪れた際、その景観に深く心を奪われ、その名を命名されたと伝えられています。
最寄り駐車場:城原海岸県営駐車場からは歩いて15分ほど。

📍鳥取県岩美郡岩美町田後

アクセス:
🚃JR大岩駅から徒歩で1時間5分

料金入洞時間備考
なしなし:自由見学最寄りの駐車場あり
【酒宴洞門】口コミ・アクセスと周辺観光ガイド・地図
酒宴洞門に行く前に、1件のリアルな口コミや写真・評価をチェック!アクセス、周辺の観光情報でスマートにもっと楽しく。落石危険地域がございます。訪問の際は現地の案内に従ってください。2019年6月現在

・不動院岩屋堂(ふどういん いわやどう)

【番外編】純粋な洞窟・鍾乳洞ではありません。
鳥取県若桜町にある不動院岩屋堂は、三朝町の三佛寺投入堂、大分県の龍岩寺奥院礼堂と並び、「日本三大投入堂」の一つとして有名なスポットです。

天然の大きな岩洞の中に、お堂がすっぽりと収まっています。
これは「舞台造り」という建築方法で、このようにお堂が洞窟の中にあるものを「窟堂(くつどう)」とも呼びます。お堂は、今から約600年前に建てられたと言われています。

お堂の中には、「不動明王」という仏様の像がまつられています。
この不動明王像は、弘法大師(空海)が、33歳の時に彫刻したという言い伝えがあるのだそうです!

📍鳥取県八頭郡若桜町岩屋堂

アクセス:
🚌若桜鉄道 若桜駅「町営バス落折」行き【落折・吉川線】乗車で15分
→岩屋堂 停留所 下車、徒歩約3分
🚗中国道 山崎ICから車で約1時間20分

料金入洞時間備考
なしなし:自由見学駐車場あり
不動院岩屋堂 | わかさ観光ガイド - 若桜町観光協会 〜ぷらっと若桜(わかさ)にきんさいな〜

・旧岩美鉱山(きゅう いわみこうざん)

旧岩美鉱山(荒金銅鉱)は記録上、日本最古の鉱山とされています。
歴史は1300年に及び、坑道の総延長は約29.2キロ。
昭和46年に廃坑、現在は鉱山坑廃水処理施設となっています。
予め連絡をすれば坑内を見学することができるとの事です。
見学をご希望の方は、事前に問い合わせるようにしてください。

📍鳥取県岩美郡岩美町荒金714(旧岩美鉱山抗排水処理施設の住所)

アクセス:
🚌岩美駅からバスで30分 荒金 停留所 下車、徒歩約10分

料金入洞時間備考
見学料:不明
※問い合わせ時にご確認下さい。
有り:公式HP等でご確認下さい。定休日:土/日/祝日
旧岩美鉱山
旧岩美鉱山(通称、荒金銅鉱)は記録上日本最古の鉱山とされており、その歴史は1300年に及びます。和銅年間(71…

・平家隠棲の洞窟(へいけいんせいのどうくつ)

寿永4年(1185年)、壇ノ浦の戦に敗れた平氏の落武者たちは、源氏の追手を逃れて、全国各地に隠れ住んだと言われています。この落折部落も、「隠れ里」の一つとして知られ、平経盛主従20余人がこの洞窟に身を潜め、ひそかに再起を目論んでいたと伝えられています。

洞窟内は巨岩が重なり合っており、広大な空間のあちらこちらに抜け穴が通じているそうです。
まるで攻めにくく、守りやすい地下城のような構造で、落人たちの知恵と工夫が感じられます。

余談ですがこの洞窟から少し上ったところに、「ウマガクシの谷」と呼ばれる場所があります。
この谷は、落人たちが馬の足音を隠すために馬を隠したと伝えられ、当時の彼らの生活の様子に想いを馳せる事ができます。

📍鳥取県八頭郡若桜町落折

アクセス:
🚗若桜鉄道 若桜駅 から車で約20分

料金入洞時間備考
なしなし:自由見学駐車場あり(無料)

平家隠棲の洞窟|観光スポット|鳥取市観光サイト【公式】 - 鳥取市のおすすめ観光・旅行情報
全国各地に源平合戦で敗れた平氏の落武者達が、源氏の追っ手から逃れ隠れ住んだという地が多く存在します。若桜町の東端、落折集落もそのひとつで、集落の15戸全戸が「平家」姓を名乗っています。落折に隠れ住んだと言われる平経盛は平の清盛の父である平忠...

2.島根県

・溶岩トンネル 竜渓洞(りゅうけいどう)

竜渓洞(第2熔岩隧道)は、昭和8年の道路工事中に偶然発見されました。
天然記念物(昭和10年6月7日指定)
その特異な地形から、まるで龍神様が棲む場所に例えられ「竜渓洞」と名付けられます。
洞窟内には目が退化した珍しい洞窟性生物が棲息しており、世界的に見ても稀有な存在として、
学術研究の対象になっているそうです。

竜渓洞の見学はジオガイドの案内のもと可能で、所要時間は約40分。
懐中電灯と長靴は借りられるそうですが、子ども用はないので持参した方が良いとのことです。
お子さんと一緒に訪れる予定の方はお気をつけください。@大根島

📍島根県松江市八束町寺津444

アクセス:
🚗米子ICから車で約40分
🚗松江駅から車で約30分
🚗境港駅から車で約15分
🚌JR松江駅→「松江市営バス八束町」行きで40分
→八束町中央 停留所 下車、徒歩約5分

料金入洞時間備考
見学料:有料
※問い合わせ時にご確認下さい。
定時の時刻でツアーを実施
※詳細はHPにてご確認下さい。
駐車場あり:10台程
(第二溶岩トンネル入り口付近)

http://furusato.sanin.jp/p/area/matsue/7

・加賀の潜戸:旧潜戸(かかのくけど:きゅうくけど)

旧潜戸は高さ10メートル、奥行き50メートルの比較的小さな洞窟ですが、神秘を感じさせる伝説が語り継がれています。ここは「仏潜戸」とも呼ばれ、親より先に亡くなった子どもたちの霊が、小石を積み上げるという「賽の河原」の伝説の地とされています。
実際に洞窟内には、積まれた小石の塔があります。

※「新潜戸(神潜戸)」および、「旧潜戸(仏潜戸)」を周遊する遊覧船が運航されています。
乗船により、これら両名所を効率的に見学することが可能です。

📍島根県松江市島根町加賀6120−14
※加賀の潜戸には観光遊覧船が出ており、マリンプラザしまね にて乗船する事ができます。
→その為、住所はマリンプラザしまねの住所を記載いたします。

アクセス:
🚗JR松江駅から車で約25分
🚗松江玉造ICから車で約25分
🚌松江駅より島根コミュニティバス乗車で1時間前後
→マリンプラザ前 停留所下車、徒歩約1分

料金入洞時間備考
遊覧船 乗船料:あり乗船時間に準ずる。船:営業 3月~11月
駐車場あり(70台)

・加賀の潜戸:新潜戸(かかのくけど:しんくけど)

新潜戸は高さ40m、奥行き200mにも及ぶ海の大洞窟で、3つの入口があります。
『出雲国風土記』によると、佐太大神誕生の地と伝えられ、神話的背景から「神潜戸」とも呼ばれています。

※「新潜戸(神潜戸)」および、「旧潜戸(仏潜戸)」を周遊する遊覧船が運航されています。
乗船により、これら両名所を効率的に見学することが可能です。

📍島根県松江市島根町加賀6120−14
※加賀の潜戸には観光遊覧船が出ており、マリンプラザしまね にて乗船する事ができます。
→その為、住所はマリンプラザしまねの住所を記載いたします。

アクセス:
🚗JR松江駅から車で約25分
🚗松江玉造ICから車で約25分
🚌松江駅より島根コミュニティバス乗車で1時間前後
→マリンプラザ前 停留所下車、徒歩約1分

料金入洞時間備考
遊覧船 乗船料:あり乗船時間に準ずる。船:営業 3月~11月
駐車場あり(70台)

・多古の七ッ穴(たこのななつあな)

島根半島の最北端に位置する多古鼻岬には、壮観な海食洞穴群が広がっています。
このエリアは角礫凝灰岩(ぎょうかいかくれきがん)で構成され、北側海岸線に沿って約400メートルにわたり、高さ50メートルほどの迫力ある海食崖が連なっています。
海食崖の下部には9つ以上の洞穴が形成されており、地殻変動による隆起で現れた洞口が海上から7か所確認できることから「多古の七ツ穴」という名で親しまれています。

洞口は10〜12メートルの高さを誇り、洞穴内部は互いに連結している為、小型船舶であれば通り抜けることも可能とのことです(現在は不可)。この景勝地は大山隠岐国立公園の一部として、多古の七ツ穴自体は昭和7年(1932年)7月23日に国の天然記念物に指定されました。
加賀港マリンプラザから潜戸遊覧船が運行しているとのことです(3月~11月要予約)。

※角礫凝灰岩とは火山砕屑岩の一種で、火山砕屑物(テフラ)と呼ばれる火山灰や岩片などから形成された岩石。

📍松江市島根町多古沖泊

アクセス:
🚌JR松江駅からバスで約70分
🚗川津ICから車で約30分

料金入洞時間備考
遊覧船 乗船料:あり※現在は洞内の崩落等で内部に入れません。駐車場あり(10台無料)
多古の七つ穴 | 海のまち島根町公式観光ガイド・チカウミさんぽ
高さ50mの多古鼻岬の絶壁に出来た大小九つの洞窟。海上からは七つ穴が見えるので「多古の七つ穴」と呼ばれ、国の天然記念物に指定されています。また、島根半島・宍道湖中央ジオパークの見所にも指定されていま…

3.岡山県

・井倉洞(いくらどう)

井倉洞は、高梁川の上流域に広がる総延長1,200メートル、高低差90メートルに及ぶ壮大な鍾乳洞。洞窟内には「銀すだれ」「水衣」「くらげ岩」など、見どころのあるスポットが点在しています。

また、出口近くには縁結びの神として崇められる「阿里佐の宮」もあります。
※井倉洞はペットの同伴入洞は不可。一時的に預かるケージなどの設備もないため、ご注意ください。

📍岡山県新見市井倉409

アクセス:
🚗新見ICから車で約20分
🚗賀陽ICから車で約40分
🚃JR井倉駅から徒歩約15分
🚕JR新見駅からタクシーで約25分

料金入洞時間備考
有り:公式HP等でご確認下さい。有り:公式HP等でご確認下さい。駐車場あり
井倉洞公式ホームページ – 岡山県指定天然記念物井倉洞は、新見市井倉の石灰岩地帯に雨水等が長年浸食してできた、全長1200メートルの鍾乳洞です。

・満奇洞(まきどう)

満奇洞は江戸時代の終わり頃、狩人が狸を追いかけている最中に発見されたと伝えられています。
昭和4年、著名な歌人夫妻の与謝野鉄幹と晶子がこの場所を訪れ、「奇に満ちた洞」と絶賛。
元々は地名の「槇(まき)」から「槇の穴」と呼ばれていましたが、これにちなんで「満奇洞」と
呼称されるようになったのだそうです。

この鍾乳洞は平面的に広がる横穴構造で、全長約450メートルに及びます。
洞窟内部は年間を通して約15℃の安定した温度を保っているため、夏場は外気より涼しく、
冬場は温かく感じられます。

洞窟の最深部にある「恋人の泉」は、入口の辺りが自然にハート形に見えることから、
恋愛にまつわる聖地として選定されています。

📍岡山県新見市豊永赤馬2276−2

アクセス:
🚗新見ICから車で約30分
🚗大佐スマートICから車で約30分
🚗北房ICから車で約25分

料金入洞時間備考
有り:公式HP等でご確認下さい。有り:公式HP等でご確認下さい。駐車場あり(周辺駐車場)
満奇洞(まきどう) | スポット | にいみ公式観光ホームページ
県の天然記念物に指定されている全長約450mの横穴鍾乳洞。自然の造形美とLED照明が生み出す幻想的な世界を体感! 洞内は常に15℃前後となっているため、夏は涼しく、冬は暖かく感じられます。

・備中鐘乳穴(びっちゅうかなちあな)

平安時代の史料『日本三大実録』に記載されている備中鐘乳穴は、文献記録が残る日本最古の鍾乳洞です。総延長約800メートルの洞窟のうち、現在観光可能なのは約300メートルの区間となっています。

この洞窟の見どころは、22層に重なる鍾乳石で形成された「五重の塔」(日本一との評価もあり)や、高さ3メートル・幅5メートル の堂々たる石筍「洞内富士」など、自然が創り出した壮大な景観です。
洞内は年間を通じて気温9度と安定しており、真夏でも涼しく、厳冬期でも温かい環境となっています。

余談情報:6月末頃より備中鐘乳穴の敷地内では、ヒメボタルが光を放ちながら幻想的に飛び交う様子を見ることができます。希少種保護の観点から、普段は通常公開していません。
特定日に開催される予約制の鑑賞会にご参加ください(有料)

📍岡山県真庭市上水田8854−1

アクセス:
🚗北房ICから車で約15分
🚕JR美作落合駅からタクシーで約25分

料金入洞時間備考
有り:公式HP等でご確認下さい。有り:公式HP等でご確認下さい。駐車場あり
定休日あり
備中鐘乳穴
「備中鐘乳穴」の情報は「岡山観光WEB」で。平安時代に書かれた『日本三大実録』に記された、文献に残る日本最古の鍾乳洞として知られる鍾乳洞です。全長約800mのうち、現在は約300mが観光洞として公開されています。日本一とも言われる22階層の...

・吹屋ふるさと村 笹畝坑道

江戸期から大正時代にかけて操業していたこの坑道では、かつて黄銅鉱や硫化鉄鉱が採掘されていました。
1978年(昭和53年)の復元により、現在は一般公開され、訪問者は歴史ある坑内を探索できます。
また、年間を通して気温が15度前後と安定しており、季節を問わず快適に見学することが出来ます。

📍岡山県高梁市成羽町中野1987

アクセス:
🚗新見ICから車で約40分
🚌JR備中高梁駅「吹屋」行きバス 約55分乗車
→中野口 停留所 下車、徒歩約15分

料金入洞時間備考
有り:公式HP等でご確認下さい。有り:公式HP等でご確認下さい。駐車場あり
休業日あり
【吹屋銅山笹畝坑道】高梁市観光スポット ふるさと村と一緒にぜひ!
ご訪問頂きありがとうございます。 今回は、 岡山県高梁市の 吹屋銅山笹畝坑道をご紹介します! 吹屋ふるさと村の観光地の一つです。 江戸時代から大正時代まで操業され、 黄銅鉱、磁硫鉄鋼が産出された坑道の一部を 観光用として ...

・諏訪洞(すわどう)

岡山県真庭市に位置する諏訪洞。
全長約900メートルに及ぶこの洞窟は、新見市の日羊坂鍾乳穴とつながっているという説もあります。洞口の大きさは3メートル×4.5メートルで、雨天時には大量の水が流出する特徴があります。

岡山県指定の天然記念物として保護されているこの鍾乳洞ですが、安全上の理由から一般見学は
入口から約10メートルほどに制限されており、それより奥は立入禁止区域となっています。

📍岡山県真庭市下呰部1203-1(ほたる公園向かい)

アクセス:
🚗北房ICから車で約5分

料金入洞時間備考
なしなし:自由見学駐車場あり(ほたる公園駐車場)
【諏訪洞(すわどう)】真庭市北房エリア 天然記念物 約20mのみ見学可能な鍾乳洞
こんにちは! 今回は、 岡山県真庭市にある 諏訪洞(すわどう)に行ってきました。 ↓↓ 関連記事 ↓↓ 県北は満奇洞、井倉洞、備中鐘乳穴と鍾乳洞が有名ですが、今回訪れたのは諏訪洞です。「諏訪の穴」とも呼ばれる「諏訪洞(す ...

・神庭鬼の穴(かんば おにのあな)

神庭鬼の穴は神庭の滝自然公園内にある鍾乳洞で、公園の遊歩道を進んだ先に位置しています。
鍾乳洞へ入るには、公園の料金ゲートを通過する必要があるため、実質的に有料の洞窟となります。
この石灰洞の奥行きは約75メートルとされ、天井は上方向へ伸びるような形状をしています。
伝説によると、約3キロメートル離れた「神代鬼の穴」とつながっているともいわれています。

周辺には野生の猿が生息しており、特に12月から3月にかけて姿を見せることが多いとされています。洞窟内の最深部には進入禁止の標識が設置されています。
当日の状況については、管理事務所にお問い合わせいただくか、ライブカメラで確認するのがおすすめです。

・洞内は暗いため、ライトを持参すると便利です。
・公園には開園時間があり、入園時に料金が必要です。

📍岡山県真庭市神庭

アクセス:
🚕JR中国勝山駅からタクシーで約10分
🚗湯原ICから車で約30分

料金入洞時間備考
有り:公式HP等でご確認下さい。
公園の料金ゲートにて料金支払い
公園の開園時間に準ずる駐車場あり(無料)
神庭鬼の穴
(岡山県真庭市神庭) 神庭の滝の敷地内にある鍾乳洞。

・神代鬼の穴(こうじろ おにのあな)

岡山県真庭市神代、龍宮岩の程近くに位置する「神代鬼の穴」は、神秘的な雰囲気を漂わせる洞窟です。この洞窟には、神庭鬼の穴まで通じているという言い伝えが残されています。
国道沿いの石灰岩の壁に口を開ける鍾乳洞は、全長約50メートル。

地下水が石灰岩を浸食してできたこの洞窟は、足元が滑りやすい箇所もあるため、訪れる際は滑りにくい靴を履くことをおすすめします。
洞窟内には照明が設置されていますが、奥へ進むにつれて暗くなるため、懐中電灯などを持参すると安心です。

洞窟の壁には、明治維新:時代に山陰鎮撫総督を務めた西園寺公望が残したとされる壁書が刻まれており、歴史的な趣を感じさせます。また洞窟内には昆虫類など、様々な小さな生き物が生息していることが確認できているそうです。

📍岡山県真庭市神代

アクセス:
🚕JR中国勝山駅からタクシーで約30分
🚗久世ICから車で約30分
🚗湯原ICから車で約30分

料金入洞時間備考
なしなし:自由見学駐車場あり(竜宮岩公園駐車場)
神代鬼の穴
(岡山県真庭市神代) 奥行50mほどの浅い鍾乳洞。

・井弥の穴(いやのあな)

井弥の穴は、全長85メートルに及ぶ鍾乳洞。
内部には88体の地蔵様が安置され、神聖な雰囲気を醸し出しています。

かつてはこの場所が地域の人々の生活と密接に結びつき、子どもたちの遊び場、物資の貯蔵や人々の
集いの場として重宝されてきました。
なお洞内には照明設備がありませんので、見学の際は必ず懐中電灯をご持参ください。
※【駐車場】真庭市役所北房支局駐車場が近場にありそうです。

📍岡山県真庭市下呰部

アクセス:
🚗北房ICから車で約5分

料金入洞時間備考
なしなし:自由見学
先の見えないHunter (井弥の穴 )
みんカラ(みんなのカーライフ)とは、あなたと同じ車・自動車に乗っている仲間が集まる、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)です。

・羽山の穴小屋(棲龍洞)

羽山の穴小屋(棲龍洞)は、羽山第二隧道の付近に位置する鍾乳洞です。
隧道の坑門そばには「穴小屋略図」の案内板が設置されており、洞窟の存在を示しています。
高さ約1メートルの入口から始まるこの洞窟は、全長100メートルの主洞道と、それに並行して走る複雑な支洞で構成された水平洞です。
足元が滑りやすい箇所が多く、洞内には迷路のような複雑な経路がある為、注意が必要です。

入口付近は天井が低く、しゃがんで進む必要がありますが、約20メートルほど進むと次第に天井が高くなります。ちなみに非観光洞のため照明設備は整備されていません。懐中電灯は必携です。
コウモリも生息しているそうですので苦手な方はご注意ください。

📍岡山県高梁市成羽町羽山

アクセス:
🚗賀陽ICから車で約1時間15分
🚗備中高梁駅駅から車で約25分
🚗備中川面駅から車で約25分
🚗方谷駅から車で約25分
🚗備中広瀬駅から車で約25分
🚗木野山駅から車で約30分

料金入洞時間備考
なしなし:自由見学照明設備無し
こうちゃんの落し物 : 棲龍洞 - livedoor Blog(ブログ)

・宇山洞(うやまどう)

岡山県指定天然記念物の宇山洞。宇山洞は岡山県有数の裂か型吸い込み穴です。
総延長は1,050メートルに及ぶ規模を誇ります。入口からわずか20メートルほど進むと、豊かな鍾乳石群が訪れる人々を出迎え、石筍、フローストーン、リムストーンプール、カーテン、クラゲ石など、様々な形態の鍾乳石が形成されています。

特筆すべきは、洞口から100メートル付近での劇的な地形の変化です。ここから急激な下降が始まり、最深部までの高低差は実に105メートルに達します。
それ以降の区域は専門的装備が必要で、軽装備での進入は危険を伴うことになるでしょう。
入洞の際は必ず届出が必要です。照明設備のない非観光洞の為、気軽な探検は推奨されません。

ですが宇山洞は歴史的価値も高く、1967年(昭和42年)には洞内からナウマン象の歯の化石が発見されたりするなど、宇山洞が長い年月の歴史を刻んできたことを示しています。

📍岡山県新見市豊永宇山

アクセス:
🚗JR井倉駅から車で約30分
🚗北房ICから車で約25分

料金入洞時間備考
なし不明駐車場あり
入洞届必須
宇山洞
(岡山県新見市豊永宇山) かなりの勢いで川が流れ込む吸い込み穴。

・鬼女洞(きめんどう)

鬼女洞は新見市にある全長約215メートルの貫通型鍾乳洞。
高梁川の河岸中腹に位置しており、歴史についてネットで調べたところ、過去に観光洞として営業されていたという説と、観光化を試みたが途中で計画が頓挫し整備が中途半端なままになっている、という両方の説があり、まだ確証を得られておりません(ご存知の方はお知らせください)。
洞内には残された電線やコンクリートの舗装、鍾乳石に掛けられた名板が、ノスタルジーさを感じさせてくれます。

また、洞窟内の至る所にカマドウマの群れが生息していることなので、苦手な方は覚悟が必要かもしれません。非観光洞のため、照明設備はありません。探検には適切な装備と経験が必要です。

📍岡山県新見市法曽

アクセス:
🚕井倉駅からタクシーで約20分

料金入洞時間備考
なしなし:自由見学照明設備無し
鬼女洞
(岡山県新見市法曽) 台地のへりにある貫通型鍾乳洞。

・羅生門(らしょうもん)

かつての地下洞窟が長い年月をかけて陥没する中、その一部が石灰岩アーチとして残された自然遺産、それが羅生門です。巨大なアーチは、高さ約40メートルにもおよびます。国指定史跡名勝天然記念物。
駐車場から遊歩道を約5分程進むと現れる、巨大なアーチは訪れる人々を圧倒します。

ここでは、石灰岩地帯特有の植物が生育しています。さらに、洞口からの低温かつ多湿な空気が独特の環境を作り出し、高山性や北方系の希少な蘚苔類、地衣類が隔離分布する、貴重な生態系を形成しています。また夏の風物詩として、7月上旬には遊歩道沿いでヒメボタルの幻想的な光の舞を観賞することができます。

※2017年、2018年の落石・落木被害、および2018年7月の豪雨災害の影響により、
現在は第1展望台、第1門手前までの区域のみ進む事が可能となっています。

📍岡山県新見市草間4484-1

アクセス:
🚗新見ICから車で約30分
🚗北房ICから車で約30分
🚗大佐スマートICから車で約40分
🚌JR井倉駅「豊永・満奇洞」行き【備北バス】乗車で約20分
→羅生門入口 停留所 下車、徒歩約20分

料金入洞時間備考
なしなし:自由見学駐車場あり
国指定天然記念物「羅生門」 | くらしのガイド | 新見市 | 岡山県新見市 公式ホームページ

・御神窟(ごしんくつ)

本殿の背後に広がる御神窟は、穴門山の名の由来とされる神聖な洞窟です。
地下水が岩の板状の割目に沿って岩を溶かし形成された自然の造形で、奥行100メートル、
最大内径10メートルにも及ぶ規模を誇ります。

洞窟の奥には「福石」と呼ばれる巨大な岩が鎮座しており、黄金のカニが集まり形成されたという
興味深い伝説が伝えられています。
現在は洞窟入口に注連縄が掛けられており、福石は遠望のみ可能となっています。

📍岡山県高梁市川上町高山市1035

アクセス:
🚗備中高梁駅から車で約50分
🚗井原駅から車で約45分
🚗賀陽ICから車で約90分

料金入洞時間備考
なしなし:境内開放駐車場あり(無料)
穴門山神社の御神窟・神々しき鍾乳洞の内部は? - 神秘と感動の絶景を探し歩いて  Beautiful superb view of Japan
神体山・磐座・ご神木など『風土記』の時代から続く原始信仰の絶景を紹介します                              A magnificent view of an ancient Japanese shrine and ...

・仙骨峡蛇の穴(じゃのあな) 

閉鎖中。「蛇の穴」は、その蛇行する洞内形状からその名が付けられた全長約200メートルの鍾乳洞です。鴫川の対岸に位置しています。内部には雷地小屋、宮地小屋、石草小屋といった特徴的な広場空間が点在。

現在、蛇の穴は保全上の理由からフェンスで囲われ、立入が制限されています。
これは安全管理に加え、過去に発生した不法投棄や落書き等の問題に対する保護措置として実施されているようです。

📍岡山県井原市芳井町上鴫

アクセス:
🚗笠岡ICから車で約40分
🚗東城ICから車で約55分
🚗井原駅から車で約30分
🚌井原鉄道 井原線 井原駅「弥高山入口」行き【北振バス】乗車で約40分
→蛇の穴 停留所 下車、徒歩約4分
(バスの1日あたりの本数が少ないので注意が必要です)

料金入洞時間備考
立入禁止
家族でお出かけ 仙骨峡「蛇の穴」
日南石灰岩層は、白亜紀終わり頃の激しい構造運動により、中生代の地層の上に古生代の石灰岩がのし上がる大変動が起こりました。蛇の穴は、日南石灰岩層の中に誕生した高低差26m,総延長1100mの鍾乳洞です。

・日咩坂鐘乳穴(ひめさかかなちあな)

日咩坂鐘乳穴は2008年1月に発生した地底湖での事故を受け、現在は安全管理の観点から入洞が全面的に禁止されています。岡山地底湖行方不明事故:最奥部の地底湖で、当時大学生が遊泳中に行方不明となった事故現場です。

日咩坂鐘乳穴神社の背後に広がる雄大なドリーネ。その最大長径は500メートル、周囲からの深度は60メートルです。約100メートル下がったところに、鍾乳洞の入口が開いています。
総延長1,600メートルに及ぶ蛇行洞の最深部には、水深32メートルほどの大きな地底湖が存在します。また日咩坂鐘乳穴は、日咩坂鐘乳穴神社の御神体としても崇められています。

入洞禁止。岡山県指定天然記念物。

📍岡山県新見市豊永赤馬6352

アクセス:
🚗北房ICから車で約15分

料金入洞時間備考
入洞禁止
駐車場あり(神社側にあり)
日咩坂鍾乳穴
(岡山県新見市豊永赤馬) ドリーネの底にある巨大な鍾乳洞。

コラム:岡山地底湖行方不明事故について

【日咩坂鐘乳穴の閉鎖に至る経緯】

事故以前の様子:かつてその手つかずの美しい景観から、多くの洞窟探検愛好家を魅了し、
2006年度には9件の入洞届が提出されるなど、活発な探検活動が行われていました。

過去の事故:2007年3月、兵庫県の男性が竪穴を撮影していた際に転落し、命を落とす事故が発生しました。

日時:2008年1月5日午後

場所:日咩坂鐘乳穴 地底湖

事故概要:
2008年1月5日午後、洞穴最奥部の地底湖で大学生の遭難事故が発生。
訪れていた探検チームの内の1名→地底湖を泳いでいた探検部の男子大学生が行方不明となりました。
事故発生を受け、延べ200人態勢による6日間の捜索活動が実施されましたが、結果的に捜索は打ち切り。遭難者の発見には至りませんでした。

遭難現場となった最奥部に位置する地底湖は、幅30メートル、奥行25メートル、水深35メートルに及び、約5メートルの落差がありました。
この地底湖に至る経路には、冬季の渇水期以外は水没する箇所や、10メートルの崖、這って進まねばならない狭所など、複数の危険地帯が存在。
さらに地底湖の水は極めて濁りが強く、視界は1メートル未満という過酷な環境だとのことです。
また、地底湖の水がどこへ吐き出されているのかは正確に分かっていないといいます。

この重大な事故を受け、2011年7月、新見市は日咩坂鐘乳穴の入洞を全面的に禁止。
現在も閉鎖措置が継続されています。

この痛ましい出来事は、時が経っても多くの人々の記憶に深く刻まれています。

・磐窟洞(いわやどう)

入洞禁止。2010年4月1日から当分の間 休洞となっています。過去、有料で運営されていました。
磐窟渓の中腹に位置する磐窟洞は、全長350メートルに及ぶ珍しい閉塞型断層鍾乳洞です。
その美しい晶質群から「ダイヤモンドケイブ」の別名でも親しまれていたそうです。

洞内の最大の特徴は、中央を一直線に走る垂直な断層で、特筆すべきは、天井や洞床に見られる「ヘリクタイト」と「ヘリグマイト」と呼ばれる鍾乳石群。
重力を無視するかのようにあらゆる方向へと伸びる様は、まるでモヤシのような独特な形状を呈しており、「曲がり石」としても知られています。その大きさや数量は日本一を誇るそうです。

さらに、約70万年の歳月をかけて形成された2.35メートルの石筍も、日本最長と言われています。

📍岡山県高梁市川上町七地 3355

アクセス:
🚗備中高梁駅から車で約40分
🚗賀陽ICから車で約1時間30分

料金入洞時間備考
入洞禁止
駐車場あり(過去情報)
岡山県高梁市川上町磐窟渓
渓舟の昆虫図鑑

4.広島県

・白雲洞(はくうんどう)

帝釈峡一帯に点在する無数の鍾乳洞の中で、唯一の一般公開洞窟として知られる白雲洞。
全長約200メートルに及ぶこの洞窟は、最大幅5メートル、天井高20メートルの堂々たる空間を誇ります。入口付近では優美な「瑞穂の滝」が出迎え、おじぎをしないと下を通る事ができない「おじぎ岩」や、満月を思わせる「満月岩」、天狗のような様相の「天狗岩」など、個性豊かな岩を見る事ができます。

特に高さ5~6メートルにも及ぶ「白雲天」の岩壁は、圧倒的な存在感を放っています。
また洞内は、年間を通じて気温11度前後を保っています。足場は板張りで整備され、照明設備も完備。
安全性に配慮された観光洞窟ですが足元が滑りやすい箇所もある為、ゆっくりと歩行して下さい。

📍広島県庄原市東城町帝釈未渡1940

アクセス:
🚗東城ICから車で約20分
🚕東城駅からタクシーで約20分
🚌JR 東城駅 「始終車庫」行き【備北交通】乗車で約30分
→帝釈 停留所 下車、徒歩約10分(バスは平日のみ運行)

料金入洞時間備考
有り:公式HP等でご確認下さい。有り:公式HP等でご確認下さい。駐車場あり
不定休
白雲洞
帝釈峡に点在する鍾乳洞の中で、唯一見学可能な鍾乳洞です。入口は狭いですが、奥行きは約200m、広い所は幅5m、高さ20mです。洞内の床は全て板張りで安全、電気照明がしてあります。入ると両側から壁面の自然美が迫ってきて、想像を絶する美観です。...

・幻の鍾乳洞

広島県の下帝釈の渓谷沿いに位置する幻の鍾乳洞は、長らく存在を忘れ去られていた貴重な鍾乳洞。
その存在は1929年に広島県の調査記録に記されていましたが、長年にわたり場所が特定できずにおりました。1992年に再発見され、記録にあった鍾乳洞であることが確認されます。

洞窟の総延長は780メートルに及び、広島県内では最も長い鍾乳洞とされています。  
この鍾乳洞の大きな特徴は、長い年月の間、人の手がほとんど加えられていないことです。
そのため、希少な鍾乳石が数多く残されています。しかし残念なことに、2018年4月に崩落が確認され、現在は安全確保のためガイドツアーは中止されています。

📍広島県神石郡神石高原町永野

アクセス:
🚗東城ICから車で約25分
🚗福山東ICから車で約1時間30分
🚗東城駅から車で約25分

料金入洞時間備考
入洞禁止
【幻の鍾乳洞】洞窟学会も注目!60年以上存在を忘れられた洞窟|地球派宣言
広島県庄原市東城町から神石高原町にまたがる帝釈峡。今年は国の史跡に指定されて100年、国定公園に指定され60年の年です。その帝釈エリアにある鍾乳洞が、いま注目を集めているんです。  下帝釈 下帝釈(しもたいしゃく)の渓谷沿いには、発見後60

・平谷洞

平谷洞は、奥行き25.5メートル、高さ4メートルの石灰岩でできた洞窟です。
内部には特徴的な鍾乳石があり、その中でも「カボチャ岩」と呼ばれるものが奥に存在すると言われています。洞窟の入り口には左右に2ヵ所の穴があり、独特の構造をしています。

照明設備もあるので少し安心感があるかもしれませんが、詳しい情報はあまり公表されておらず、
ネット上でも限られた資料しか見つかりませんでした。実際に訪れる際は気をつけて探索して下さい。

📍広島県庄原市総領町黒目395

アクセス:
🚗上下駅から車で約20分

料金入洞時間備考
なしなし:自由見学照明設備あり
庄原市総領町 平谷洞窟 : はみ男の日記(仮)
広島県庄原市の南側(旧総領町)国道432号に「遺跡群 岩屋洞窟 5.7km→」の看板がある。それに従ってやってきた。

・鬼の岩屋(おにのいわや)

鬼の岩屋は、数億年前に帝釈川の浸食によって形成された鍾乳洞です。
入口の幅は約2メートルと狭いものの、20~30メートル進むと奥行き20メートル、幅20メートル、高さ30メートルもの広大な空間が広がり、その奥には複数の小さな洞窟が点在しています。

この岩屋には「昔、多くの鬼が住んでいた」という伝説が残されています。
鬼たちは心優しく、道に落ちた石を取り除いたり、岩屋の広場で踊りを楽しんだりしながら暮らしていたといわれています。
やがて鬼たちは姿を消しましたが、現在も鬼の膳棚、鬼の皿、鬼の刀掛け と呼ばれる特徴的な岩が残されています。
※照明設備なしの為、懐中電灯などお持ち下さい。

📍広島県庄原市東城町帝釈始終

アクセス:
🚗東城ICから車で約20分
🚗JR 東城駅から車で約25分
🚌JR 東城駅 「始終車庫」行き【備北交通】乗車で約25分
→岩屋口 停留所 下車、徒歩約25分(バスは平日のみ運行)

料金入洞時間備考
なしなし:自由見学駐車場あり(数台程度)
照明設備なし
家族でお出かけ「鬼の岩屋」
中国山地のほぼ中央、広島県の東北部に位置し、カルスト台地の川ドリーネに沿って20kmに及ぶ渓谷「帝釈峡」に30程ある鍾乳洞のひとつです。 昔は、心優しい鬼が住んでいて帝釈峡の「雄橋」や「雌橋」を造ったと伝えられています。

・鬼の唐門(おにのからもん)

鬼の唐門は、帝釈峡の北の入口である永明寺から約1キロメートル下流に位置する、天然の橋です。かつて存在した鍾乳洞が崩落し、入り口部分だけが残ったことで、門のような形状をしています。高さは約8メートルあり、下をくぐり抜けることが可能です。

また、門の上には「鬼の窓」と呼ばれる4メートルほどの穴が開いています。
この地形は、約170万年の歳月をかけて地下水の流れが石灰岩を侵食し、上下2層の鍾乳洞が形成された後、下層の天井が崩落した際に上層も一緒に崩れ落ちてしまったとのことです。

帝釈峡には、こうした石灰岩の侵食によって生まれた奇岩や地形が点在しており、鬼の唐門や、約900メートル離れた「雄橋」などは、ウォーキングコースの見どころのひとつとなっているそうです。

📍広島県庄原市東城町帝釈宇山

アクセス:
🚗東城ICから車で約15分
🚗JR 東城駅から車で約20分
🚌JR 東城駅 「始終車庫」行き【備北交通】乗車で約30分
→帝釈 停留所 下車、徒歩約15分(バスは平日のみ運行)

料金入洞時間備考
なしなし:自由見学駐車場あり
年中無休
家族でお出かけ「鬼の唐門」
中国山地のほぼ中央、広島県の東北部に位置し、カルスト台地の川ドリーネに沿って20kmに及ぶ渓谷「帝釈峡」に30程ある鍾乳洞のひとつです。 昔は石灰洞をつくっていましたが、現在では天井部がほとんどくずれ落ち入口の部分だけが残っています。

・千佛洞地獄峡(せんぶつどう)

千佛洞地獄峡は、浄土教の祖・源信和上が著した『往生要集』を視覚的に体験できるよう造られた洞窟です。
横洞約350メートル、最深部は15メートルにおよび、洞内は富士山の溶岩や浅間山の焼石を使って組み上げられています。

📍広島県尾道市瀬戸田町瀬戸田553-2

アクセス:
🚗生口島北ICから車で約35分
🚗尾道駅から車で約40分
🚗新尾道駅から車で約32分
🚗福山駅から車で約50分

料金入洞時間備考
有り:公式HP等でご確認下さい。有り:公式HP等でご確認下さい。駐車場あり(無料)
年中無休
千佛洞地獄峡 - 瀬戸田 耕三寺博物館

・岩屋堂洞窟(いわやどうどうくつ)

岩屋堂洞窟は、石灰岩で形成された上下に連なる洞窟で、入り口が2カ所あります。
上方の洞窟は奥行き約33.5メートル、下方の洞窟は約14.9メートルで、最も広い場所では天井の高さが約5メートルほどに達します。

縄文時代後期から晩期の土器が発見されており、当時の人々がこの洞窟を雨風をしのぐ場として利用していたと考えられています。内部にはスイッチ式の電灯が設置されていますが、十分な明るさを確保するためには懐中電灯の持参をおすすめします。洞内は高さがあり、ほぼ立ったまま歩くことが可能です。

📍広島県庄原市総領町黒目441

アクセス:
🚗備後庄原駅から車で約30分
🚗上下駅から車で20分
🚗甲奴駅から車で20分

料金入洞時間備考
なしなし:自由見学
広島県庄原市 岩屋堂洞窟1 : はみ男の日記(仮)
岩屋堂岩陰遺跡の続き階段を上ると穴が見えてきた

・賽の河原洞

広島県東北部に所在のある「帝釈峡」。
その名前の由来となった帝釈天を祀る永明寺、現在は本院のみが残っていますが、そのすぐ上流の山裾に「賽の河原洞」と呼ばれる鍾乳洞がひっそりと佇んでいます。

この洞窟の前には、小石を積み上げた塔がいくつも見られます。
一般的な「賽の河原」の伝承では鬼が石塔を崩すとされていますが、ここに棲む鬼はそれを壊さないと伝えられています。

帝釈峡には、心優しい鬼たちが暮らしていたという言い伝えがあり、その一端を垣間見ることができる場所です。洞窟へは來鐘橋(らいしょうばし)を渡って進みます。奥行きはそれほど深くありませんが、上部の岩壁には洞穴があり、その中には「穴の薬師」と呼ばれる石仏が安置されています。

📍広島県庄原市東城町帝釈未渡

アクセス:
🚗JR東城駅から車で約20分
🚗東城ICから車で約20分
🚌JR 東城駅 「始終車庫」行き【備北交通】乗車で約30分
→帝釈 停留所 下車、徒歩約1分(バスは平日のみ運行)

料金入洞時間備考
なしなし:自由見学駐車場あり
照明設備なし
家族でお出かけ「賽の河原洞」
河原には小石を積んだ塔がいくつもありますが、ここに住む鬼は、それを崩すことはしないようで、多くの心優しい鬼が暮らしていたという伝説の一面を垣間見ることができます。 來鐘橋を渡って洞内に進むと、あまり深くない奥行きの上部の岩壁中に洞穴があり、...

・毘沙門洞

毘沙門洞は全長約300メートルに及ぶ鍾乳洞。
入口に一歩足を踏み入れると、洞穴を覆うように小さなお堂が建てられており、福の神・毘沙門天が祀られています。毘沙門天は家内安全や商売繁盛、心願成就、開運長久など、訪れる人々のあらゆる願望を叶えてくれるとされています。

参拝の際はお賽銭を納め、願い事をした後、お堂の横を通り抜けるよう奥へと進みます。
その先には照明の設備がない、神秘的な暗闇の洞窟空間が広がっています。
※現在は鍾乳洞までの道が歩行不可となっている可能性が高いです。

📍広島県神石郡神石高原町油木

アクセス:
🚗福山駅から車で約1時間15分
🚗東城ICから車で約30分

料金入洞時間備考
なしなし:自由見学照明設備なし
toyomatu

・豊松堂面洞窟遺跡(とよまつどうめん どうくついせき)

現在、入洞禁止。豊松堂面洞窟遺跡は帝釈峡に点在する遺跡群において、重要な遺跡の一つです。
縄文時代後期の後半期において12体を超える人骨が発見されたことから、天田川流域と成羽川地域を結ぶ重要な拠点遺跡として考古学的に高い価値が認められています。

この洞窟は構造的に二つの部分から成り立っており、一つは小さな支洞の入口部にあたる上洞、もう一つは天田川の長年にわたる浸食によって形作られた下洞で構成されています。

📍広島県神石郡神石高原町上豊松

アクセス:
🚗福山駅から車で約1時間

料金入洞時間備考
入洞禁止
広島県の文化財 - 豊松堂面洞窟遺跡 - 広島県教育委員会

5.山口県

・秋芳洞(あきよしどう)

日本三大鍾乳洞のうちの一つ。特別天然記念物に指定されている「秋芳洞(あきよしどう)」は、秋吉台国定公園の地下約100メートルに広がる壮大な鍾乳洞です。
総延長は10キロメートルを超え、日本最大級の規模を誇っています。

一般公開されている約1キロメートルの観光ルートでは、長い歳月をかけ、自然が創り上げた芸術的な造形の数々を堪能することができます。
特に「百枚皿」と呼ばれる階段状の地形は、まるで棚田のような美しさで、写真撮影にも絶好のスポットとなっています。

📍山口県美祢市秋芳町秋吉3506−2

アクセス:
🚗秋吉台ICから車で約10分
🚗美祢ICから車で約20分
🚌JR新山口駅「秋芳洞」行き【防長交通バス】乗車で約35分
→秋芳洞バスセンター 停留所 下車、徒歩約5分

料金入洞時間備考
有り:公式HP等でご確認下さい。有り:公式HP等でご確認下さい。駐車場あり
年中無休
特別天然記念物 秋芳洞 | 【公式】山口県美祢市 秋吉台国定公園 観光情報
秋吉台国定公園の地下100m、その南麓に開口する日本屈指の大鍾乳洞「秋芳洞(あきよしどう)」。 ひんやりと肌をさす冷気漂う杉木立を通り抜けると、秋芳洞の入口です。洞内の観光コースは約1km(総延長は10.7kmを越え国内第2位)、温度は四季...

・景清洞(かげきよどう)

天然記念物に指定されている「景清洞」は、その発見が約1000年前にまで遡るとされる歴史ある洞窟です。壇ノ浦の戦いで敗北した平家の武将・大庭景清がこの場所に身を隠していたという伝説が残されており、洞窟内には彼にちなんだものが数多く見られます。

洞窟内部の天井や壁面は自然が創り出した芸術作品のようで、フズリナやサンゴ、海藻などの化石も観察することができます。

📍山口県美祢市美東町赤3108

アクセス:
🚗於福駅から車で約25分
🚗飯井駅から車で約30分
🚗仁保津駅から車で約30分
🚗上郷駅から車で約30分
🚗絵堂ICから車で約5分

料金入洞時間備考
有り:公式HP等でご確認下さい。有り:公式HP等でご確認下さい。駐車場あり(無料)
年中無休
秋吉台 公式ホームページ
秋吉台の公式ホームページです。秋吉台のスポット「天然記念物 景清洞(かげきよどう)」についてご紹介します。景清洞の魅力や所在地、ご予約の案内窓口などのさまざまな情報をご案内いたします。

・大正洞(たいしょうどう)

大正洞は秋吉台の東北端近くにある真名ケ岳の北側に位置する縦穴式の石灰洞。天然記念物。
かつてはその名を「牛隠し洞」と呼ばれていました。これは戦乱や内乱の際に、地元の人々が大切な家畜である牛を略奪から守るためにこの洞窟に隠したことに由来するといわれています。

1921年(大正10年)1月15日に大島政一氏によって発見されたこの洞窟は、本線の長さは約1キロメートル弱ですが、支洞を含めると全長は約2キロメートルに達します。縦穴や支洞が多く、立体的な変化に富んでおり、鍾乳石や石筍が豊富に存在しています。特に石灰岩でできた天然の橋は貴重です。

📍山口県美祢市美東町赤2666−1

アクセス:
🚗JR萩駅から車で約25分
🚗飯井駅から車で約30分

料金入洞時間備考
有り:公式HP等でご確認下さい。有り:公式HP等でご確認下さい。駐車場あり
天然記念物 大正洞(たいしょうどう) - 【公式】山口県美祢市 秋吉台国定公園 観光情報
☞3つの洞窟をお得に周遊!「秋吉台三洞物語」について 「秋芳洞・大正洞・景清洞」の3つの洞窟をお得な料金で入洞

・中尾洞(なかおどう)

中尾洞は秋吉台の西北端、美祢市秋芳町青景にある中尾台の頂上付近に位置する石灰洞です。
1921年(大正10年)に主要部分が発見されたこの洞窟は、標高約180メートルに洞口があり、北東方向に伸びています。

総延長は約260メートルで、この地域では中規模の洞窟に分類されます。
「頂の洞」「入口の洞」「中の洞」「底の洞」「奥の洞」という五つの区域から構成され、上・中・下の三層構造となっています。
頂の洞は直径約30メートル、深さ約6メートルのすり鉢状のくぼ地(ドリーネ)で、このくぼ地の底の北側に入口の洞が開口しています。

この洞窟は一般公開されていないため、発見された当時に近い原始的な状態が保たれています。
見学を希望する場合は、美祢市教育委員会の許可が必要となります。

📍山口県美祢市秋芳町青景

アクセス:
🚗秋吉台ICから車で約25分
🚌於福駅下車↔道の駅於福 停留所「秋芳洞(嘉万天神前 経由)」行き【あんもないと号】乗車で15分
→嘉万天神前 停留所 下車、徒歩約35分

料金入洞時間備考
なし不明入洞許可必須
山口県/観光スポーツ文化部文化振興課/文化財・山口県の文化財
山口県の公式ウェブサイトです。このサイトでは県民の皆さんに役立つさまざまな情報を発信しています。

・岩屋観音窟(いわやかんのんくつ)

岩屋観音窟は、錦川流域に広く分布する約1億5000万年前に堆積した地層の小規模な石灰岩体に形成された石灰洞です。護聖寺(ごしょうじ)の前から約10メートルの石段を上ると洞口があります。
洞窟は北東から南西方向の地層の割れ目に沿ってできています。洞口から幅1~2メートルの石段を約7メートル上ると広間に到達します。

広間の正面には高さ約4メートルの石筍があり、その上に高さ85センチメートルの木造観音像が安置されています。
安置された時期は明確ではありませんが、天井から絶えず落ちる石灰分を含んだ水により、この像は石のように、周囲の石筍と同様の色合いになっています。
ですが、目・鼻・口・耳などの特徴は、はっきりと確認することができます。
この観音像は弘法大師の作と伝えられており、古くから信仰を集め、現在も多くの参拝者が訪れる信仰の場となっています。国指定天然記念物。

また、岩屋観音窟の奥に広がる「奥の院」も見逃せない見どころです。
この奥の院も石灰洞となっており、入洞には懐中電灯が必須です。近隣の蕎麦店でも懐中電灯の貸し出しを行っているようですが、持参した方が安心でしょう。

奥の院には細い支洞が分岐しており、最も深い場所には観音像が安置されています。
さらに興味深いことに、この観音像の背後にはさらに狭い洞窟が続いているとの事です。

📍山口県岩国市美川町根笠護聖寺

アクセス:
🚗岩国ICから車で約35分
🚗六日市ICから車で約1時間20分
🚌根笠駅「小郷橋(美川ムーバレー・根笠駅前・南桑本町 経由)」行き【美川地域線】乗車で10分
→岩屋 停留所 下車、徒歩約10分
※バスは他ルートもあるかもしれません。

料金入洞時間備考
なしなし:終日開放駐車場あり(無料)
岩屋観音窟|観光スポット|【公式】山口県観光/旅行サイト おいでませ山口へ
錦川流域に広く分布する約1億5000万年前に堆積した地層の小さな石灰岩体にできた石灰洞。洞口は護聖寺(ごしょうじ)の前から約10mの石段を登ったところにあり、洞窟は北東から南西方向の割れ目に沿ってできています。弘法大師の作といわれ、国の天然...

さいごに

今回紹介させて頂いた洞窟や鍾乳洞は、日本各地に散らばる神秘的な自然財産だと言えるのではないでしょうか。
訪れる際には、安全に十分注意しながら探索を!!
装備や天候の確認はもちろん、ガイドさんがいる場合はガイドさんの指示に従ってください。

自然が作り出した壮大な景観を見るべく、新たな冒険の第一歩を。

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