※下記、紹介した中には管理者が常駐していない鍾乳洞・洞窟がございます。
当方では現地での事故、事件などにおけるいかなる事象が起こった場合でも、被害における一切の責任を負いかねます。
はじめに
南の大地に刻まれた、神秘的な洞窟や鍾乳洞を巡る旅へ出かけませんか?
九州・沖縄には、まるで異世界のような絶景が広がるスポットが数多く存在します。
\特に沖縄は、めちゃくちゃ多かったです…!!!/
ダイナミックな地形や幻想的な空間が広がるスポットが満載。
冒険心をくすぐる場所ばかりなので、ぜひ次の旅の参考にしてみてください!
方針として、あえて閉洞した鍾乳洞・洞窟なども載せています。
※閉洞情報も情報として押さえておく為ですので、ご承知おきください。
↓鍾乳洞・洞窟47都道府県Ver.↓(サクッと情報取得したい方はコチラ)
↓【北海道&東北エリア特化】鍾乳洞マニアが選ぶ!鍾乳洞・洞窟スポットリスト!↓
↓【関東エリア特化】鍾乳洞マニアが選ぶ!鍾乳洞・洞窟スポットリスト!↓
↓【近畿エリア特化】鍾乳洞マニアが選ぶ!鍾乳洞・洞窟スポットリスト!↓
↓【中国エリア特化】鍾乳洞マニアが選ぶ!鍾乳洞・洞窟スポットリスト!↓
↓【四国エリア特化】鍾乳洞マニアが選ぶ!鍾乳洞・洞窟スポットリスト!↓
※ご紹介メインは鍾乳洞&洞窟ですが一部、洞窟未満(番外編)のスポットも含まれます。
ブログ公開時の情報は、時間の経過によって変更が生じる可能性がありますのでご了承ください。
地域別まとめ
料金 | 入洞時間 | 備考 |
なし | なし:自由見学 | 駐車場あり |
九州・沖縄エリア
1.福岡県
・千仏鍾乳洞(せんぶつ しょうにゅうどう)
平尾台のカルスト台地に位置する千仏鍾乳洞は、国内でも最大級の規模を誇り、国の天然記念物に指定されています。標高約300メートルの高地にあり、北東方向へと蛇行しながら続くこの洞窟は、約900メートル位の地点まで照明が整備され、見学が可能です。
洞内の気温は年間を通じて約16度に保たれています。内部の最大幅は約10メートル、高さは約15メートルにも達し、洞窟内を進むと、480メートル付近から地下水が流れ始め、深い場所では大人の膝下ほどの水位になることもあるそうです。※入口ではサンダルを借りることも可能との事。
📍福岡県北九州市小倉南区平尾台3丁目2−2−1
アクセス:
🚗小倉南ICから車で約20分
🚕石原町駅からタクシーで約20分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
有り:公式HP等でご確認下さい。 | 有り:公式HP等でご確認下さい。 | 駐車場あり(無料) |
・牡鹿鍾乳洞(おじか しょうにゅうどう)
牡鹿鍾乳洞は、世界的にも珍しい垂直洞で、最初の洞底までの深さは約30メートルにも及びます。
洞窟内へと続く階段は100段以上にもおよびます。
📍福岡県北九州市小倉南区平尾台2丁目6−58 牡鹿鐘乳洞
アクセス:
🚗 小倉南ICから車で約25分
🚕 石原町駅からタクシーで約15分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
有り:公式HP等でご確認下さい。 | 有り:公式HP等でご確認下さい。 |
・岩屋鍾乳洞(ごうや しょうにゅうどう)
岩屋第一鍾乳洞、岩屋第二鍾乳洞、岩屋第三鍾乳洞があるようです。
福岡県の夏吉地区にある岩屋鍾乳洞の第一洞は、福岡県指定の天然記念物となっています。
洞窟内は「溶食ノッチ」など、鍾乳洞ならではの独特な地形が観察できるのも魅力です。
洞内には照明が設置されていますが、一部切れている場所もあるようですので、念のため懐中電灯を持参しても良いかもしれません。
また通路が細く天井が低い箇所や、地面が濡れている部分もあるため、汚れてもよい服装で訪れることをおすすめします。
無人のため、出入りの際は各自で照明スイッチを入り/切りする必要がある点にもご注意ください。
📍福岡県田川市夏吉 岩屋4630-1 (第一鍾乳洞の住所)
アクセス:
🚗田川伊田駅から車で約11分
🚗八幡ICから車で約21分
🚃糒駅から徒歩約1時間
料金 | 入洞時間 | 備考 |
なし | なし:自由見学 | 駐車場あり |

・目白洞(めじろどう):目白鍾乳洞
雨天時、水位変化が激しいということですので天気予報などご注意ください。
目白洞は、全長2キロ以上に及ぶ長い洞窟です。
一般公開されているのは、その一部、約200メートルですが、洞内には世界でも珍しいとされる水平天井や、未公開エリアには落差20メートルの滝などもあるそうです。
📍福岡県北九州市小倉南区平尾台3丁目1-1
アクセス:
🚗小倉南ICから車で約20分
🚗石原町駅から車で約17分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
有り:公式HP等でご確認下さい。 | 有り:公式HP等でご確認下さい。 |
・青龍窟(せいりゅうくつ)
昭和37年(1962年)に国の天然記念物に指定された青龍窟は、北九州国定公園(平尾台)最大規模の鍾乳洞です。全長は約3キロメートルに及び、内部は迷路のように入り組んだ構造をしています。
青龍窟:ナウマン支洞は保護のため入洞禁止となっています。
平安時代以降、この洞窟は豊玉姫を祭神とする等覚寺の修験者たちにより、修験道の霊場として使用されてきました。現在も祭壇や石仏が残されており、荘厳な雰囲気が漂っています。
また、内部の支洞からはナウマンゾウなどの化石も発見されています。
この洞窟には、かつて土蜘蛛が住み着いていたとされ、それを景行天皇(けいこうてんのう)が討伐したという伝説が残されていたり…豊玉姫(とよたまひめ)が龍の姿から美しい女神へと生まれ変わったという神話も語り継がれています。
※近年の豪雨により、苅田町方面から青龍窟へ向かう道は土砂災害が頻発しています。
そのため、現在は車での通行が禁止されており、門扉手前の駐車場に車を停めたうえで、徒歩での移動が必要となります。
📍福岡県京都郡苅田町谷
アクセス:
🚗JR苅田駅から車で約30分
🚗小倉南ICから車で約30分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
なし | なし:自由見学 | 駐車場あり(無料) |

・岩洞窟(がんどうくつ)
福岡県豊前市の岩屋地区に位置する岩洞窟(がんどうくつ)は、修験道の聖地として知られる求菩提山(くぼてさん)の麓に広がっています。
かつては「狗ヶ岩屋(いぬがいわや)」と呼ばれ、多くの修験者たちが厳しい修行に打ち込んだ、歴史ある場所。
洞窟内部には薬師堂があり、木造の仏像が祀られているほか、様々な石仏が並び、長い信仰の歴史を今に伝えています。特筆すべきは、洞窟天井に描かれた美しい壁画。
平安時代末期に制作されたとされる「飛天」と呼ばれる半肉彫りの像が鮮やかな色彩で保存されています。
この芸術作品は、求菩提山周辺の仏教美術において特に価値の高いものとして評価され、県の重要文化財に指定されています。
岩洞窟の天井は比較的低いため、壁画を間近で観賞できることも大きな魅力です。
📍福岡県豊前市岩屋99
アクセス:
🚗宇島駅から車で約16分
🚌JR宇島駅から「求菩提資料館前」行き【豊前市バス】乗車で約30分
→岩屋 停留所 から徒歩約10分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
不明(おそらく無料) | なし:自由見学 | 駐車場あり(無料) |

・光水鍾乳洞(ひかりみず しょうにゅうどう)
遺跡保護の為、大人数での入洞は控えたほうが良さそうです。
また、一般公開されているかどうかの明確な情報がなく、不確かな記述も散見されるため、訪れる際は慎重に情報収集することをおすすめします。
📍福岡県北九州市小倉南区
アクセス:
🚗呼野駅から車で約17分
🚗小倉南ICから車で約30分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
なし | なし:自由見学 |
・三浦洞窟(みうら どうくつ)
三浦洞窟へは、灯台が建つ岬から整備された遊歩道を通って下ることができます。
かつてこの洞窟には、キリシタン弾圧を逃れて長崎から渡ってきた、日本語を話すヨハン神父が身を潜めていたと伝えられています。
三浦洞窟のある大島へは、神湊港から船に乗って約25分でアクセス可能。
足場が悪い箇所もあるため、訪れる際はスニーカーなど、歩きやすい靴で行くのがおすすめです。
📍福岡県宗像市大島2700
アクセス:
⛴️大島港から徒歩で約1時間10分
🚗大島港から車で約15分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
なし | なし:自由見学 |
・不動洞(ふどうどう)
雨天時、水位変化が激しいとのこと。
観光地として整備されていない非観光洞の「不動洞」は、福岡県の平尾台に位置する全長約1キロメートル・高低差約35メートルの鍾乳洞。
ケイビング体験では、洞内の水に足を踏み入れ、時には胸まで浸かるような深さを進む場面も。
※もしかしたらガイドツアーだったら入洞できるかもしれません。調べてみてください。
📍福岡県北九州市小倉南区新道寺(?)
アクセス:情報不足のため、詳細なアクセス情報は分かりませんでした。
※Googleマップ不掲載。
料金 | 入洞時間 | 備考 |
不明 | 不明 |

・芳ヶ谷第二洞
芳ヶ谷第二洞は、平尾台に位置しているとされる洞窟。
定型的なポノール(水吸い込み穴)で、周辺には第一洞や第三洞も存在すると言われています。
しかしながらこの洞窟に関する詳しい情報が少なく、正確な所在地は分かりませんでした。
現在立ち入りができるかどうかも不明な状況です。
📍不明
アクセス:情報不足のため、詳細なアクセス情報は分かりませんでした。
※Googleマップ不掲載。
料金 | 入洞時間 | 備考 |
不明 | 不明 |

・水無鍾乳洞(みずなし しょうにゅうどう)
水無鍾乳洞は、現在残念ながら立ち入ることができません。
洞窟の入口には柵が設けられており、福岡で発生した震災以降、立ち入り禁止となっているとのこと。
洞窟からはひんやりとした冷気が感じられます。
登山コースの途中に位置しているようで、実際に訪れた登山者の口コミでは、冷気に触れることで体を心地よくクールダウンできる、といった声も多く見られました。
なおこの鍾乳洞の周辺には、かつて福岡県糸島市に存在した限界集落、水無村があったとのことです。
📍福岡県糸島市瑞梅寺 (水無鍾乳洞第1洞)
アクセス:
🚗前原ICから車で約35分
🚕波多江駅からタクシーで約30分
🚌【井原山線】井原山入口 停留所 徒歩約1時間
料金 | 入洞時間 | 備考 |
ー | ー | 現在、立入禁止 |
2.佐賀県
・七ツ釜(ななつがま)
七ツ釜は佐賀県にある海食洞で、国の天然記念物にも指定されています。
断崖には、柱のように規則正しく並ぶ岩肌が見られますが、これは「柱状節理」と呼ばれるもので、溶岩が冷却・収縮する過程で形成されます。
中でも最大の海食洞は、間口約3メートル、奥行きはおよそ110メートルに達し、波の穏やかな日には遊覧船で内部に入ることもできるそうです。
📍佐賀県唐津市屋形石
アクセス:
🚗多久ICから車で約1時間
🚕JR唐津駅からタクシーで約25分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
遊覧船 乗船料:あり | 乗船時間に準ずる。 | 駐車場あり(無料) |

・永野の風穴(ながののかざあな)
武雄市の若木町永野地区にある永野の風穴(かざあな)は、山中にひっそりと存在する神秘的なスポットです。
この場所は、年間を通して内部の平均温度が8度から9度に保たれており、夏になると入口から冷気が吹き出している様子を目にすることができるそうです。
その起源は謎に包まれており、永野の風穴がいつ、誰によって、どのような目的で作られたのかについては、誰にもわからないとのこと。このため「武雄一のミステリースポット」として知られています。
📍佐賀県武雄市若木町
アクセス:
🚗岩屋ICから車で約30分
🚗多久駅から車で約20分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
なし | なし:自由見学 |
・鶴の岩屋:法海寺
天然の洞窟内には、仁王尊像、地蔵菩薩、大日如来像など、計120体もの尊像が彫られています。
その中には四国八十八か所や西国三十三か所の像も含まれております。
ディープスポットとして、雑誌などでも取り上げられ、知る人ぞ知る観光地として注目されています。
📍佐賀県唐津市肥前町鶴牧322
アクセス:
🚗西唐津駅から車で約25分
🚌西唐津駅からバス乗車で約40分
→梅崎 停留所 下車、徒歩約16分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
なし | なし:自由見学 | 駐車場あり(無料) |
・鵜殿窟(うどのいわや)
鵜殿石仏群(うどのせきぶつぐん)は、九州屈指の石仏群で、現在60体以上の石仏が確認されています。その多くは、南北朝時代(14世紀)から室町・戦国時代(15~16世紀)のものと考えられています。
この地は、かつて海の底にありました。何万年もの年月を経て地殻変動が起き、浸食により自然に大きな洞窟が誕生しました。その奥に、現在も見ることができる仏さまが彫られているのです。
かつてこの洞窟内には「平等寺」という寺院がありましたが、天正年間の戦乱によって焼失しました。
洞窟の天井部分の岩石も崩れ落ち、現在は天井が開けた状態、青天井状態となっています。
鵜殿石仏群は、大分県臼杵市の「臼杵石仏」に次ぐ規模を誇るとも言われているそうです。
【鵜殿窟(うどのいわや)の由来について】
「うど」は「うどから(入り口)」の意、「いわや」は「岩の家」、つまり「洞窟」を意味します。
📍佐賀県唐津市相知町天徳
アクセス:
JR相知駅から徒歩約30分
JR肥前久保駅から徒歩約20分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
なし | なし:自由見学 | 駐車場あり |
探索必需品(ラフver)
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洞窟や山中などでは、ほんっとうに色んなもの(汚いものも)を触るシチュエーションがたくさん!
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3.長崎県
・七ツ釜鍾乳洞(ななつがましょうにゅうどう)
国の天然記念物にも指定されている「七ツ釜鍾乳洞」。
かつてこの一帯は海だったため、一般的な鍾乳洞とは異なる、世界的にも珍しい特徴を持っています。全長は1600メートル以上におよび、澄んだ流水が流れ、年間を通して気温はおよそ15度に保たれています。
📍長崎県西海市中浦北郷2541−1
アクセス:
🚌 七ツ釜鍾乳洞入口 停留所 徒歩約7分
🚗佐世保大塔ICから車で約40分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
有り:公式HP等でご確認下さい。 | 有り:公式HP等でご確認下さい。 | 駐車場あり |
・無窮洞(むきゅうどう)
「無窮洞」は、第二次世界大戦中、旧宮村国民学校の教師と小学生たちが力を合わせて掘り進めた巨大な防空壕で、日本遺産。
1943年8月29日から終戦を迎えた1945年8月15日までの約2年間、学校裏の山を掘り続けて完成しました。
内部は幅約5メートル、奥行き約20メートルもあり、生徒600人が避難できる規模を誇ります。
避難生活中でも教育や生活を続けられるよう、教壇付きの教室、トイレ、炊事場、食料庫、さらには天皇の御真影(写真)を敬う御真影部屋まで設けられていました。
※どうやら事前に見学予約をする必要があるそうです。詳しくはお調べください。
📍長崎県佐世保市城間町3-2
アクセス:
🚗 大塔ICから車で約20分
🚕JRハウステンボス駅からタクシーで約5分
🚃JRハウステンボス駅から徒歩約30分
🚌 JR佐世保駅「川棚バスセンター」行き【西肥バス】乗車で 約45分
→ 宮支所入口 停留所 下車、徒歩約3分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
なし | 有り:公式HP等でご確認下さい。 | 駐車場あり(無料) |

・キリシタン洞窟
長崎県にあるこの洞窟は、潜伏キリシタンたちの厳しい運命と信仰の歴史を伝える重要な場所です。
幕末から明治初期にかけて、各地でキリシタンへの弾圧が続く中、明治元年(1868年)に起きた「五島崩れ」と呼ばれる事件では、3家族12人が迫害を逃れてこの洞窟へと避難しました。
若松港から船で約10分、海岸からは見えにくい場所にあるこの洞窟は、奥行き約50メートル、高さ・幅ともに約5メートルありました。十字型。
隠れるには理想的な地形でしたが、炊事の煙を漁船に発見され、12人が捕らえられ、厳しい拷問を受けることとなりました。これは禁教令が解除される直前の出来事でした。
信仰を守り抜いた人々の想いを後世に伝え祈念するため、昭和42年(1967年)、洞窟の入口に高さ約4メートルの十字架と、約3.6メートルのキリスト像が建立されます。
現在も毎年11月には土井ノ浦教会の信者たちが集い、ミサが行われているそうです。
📍長崎県南松浦郡新上五島町若松郷
アクセス:
⛴️若松港から船で約10分~15分
※洞窟へは陸路での直接アクセスはできません。
料金 | 入洞時間 | 備考 |
遊覧船 乗船料:あり | 乗船時間に準ずる。 |

・福井洞窟(ふくいどうくつ)
佐世保市は、実は日本一多くの洞窟遺跡を持つ町として知られています。
福井洞窟は、旧石器時代から縄文時代への過渡期を示す文化層が確認された重要な場所です。
遺跡は標高約80メートルにある稲荷神社の境内にあり、西向きに開いた洞窟の開口部は約12メートル、奥行きは約6メートル、高さは約3メートルあります。
ちなみに周辺にある福井洞窟ミュージアムでは、福井洞窟や洞窟遺跡のことについて学べます!
注)距離的には福井洞窟ミュージアムと福井洞窟間は約3.5km離れているそうです。
📍長崎県佐世保市吉井町福井字岩下1013
アクセス:
🚗佐々ICから車で約30分
🚗佐世保駅から車で約40分
🚗松浦駅から車で約15分
🚌JR佐世保駅から「松浦駅前[福井経由]」行き【西肥バス】乗車で約1時間
→下福井 停留所 下車、徒歩約3分
🚌松浦鉄道 吉井駅から「松浦駅前[福井経由]」行き【西肥バス】乗車で約10分
→下福井 停留所 下車、徒歩約3分(バス本数は1時間に1本程度)
料金 | 入洞時間 | 備考 |
なし | 有り:公式HP等でご確認下さい。 | 駐車場あり(無料) |

・泉福寺洞窟(せんぷくじどうくつ)
佐世保市にある泉福寺洞窟は、地元の中学生によって偶然発見されました。
旧石器時代から縄文、弥生、平安時代に至るまで、さまざまな時代の遺物が発掘されています。
これらの発見により、泉福寺洞窟は約1万6千年前の遺物が残る最古級の土器遺跡であることが判明し、考古学史に残る重要な成果となりました。
📍長崎県佐世保市瀬戸越1-1571
アクセス:
🚃松浦鉄道 泉福寺駅から徒歩約8分
🚌佐世保駅「矢峰」行き/または「矢峰・柚木」行き【西肥バス】乗車で約25分
→瀬戸越 停留所 下車、徒歩約15分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
なし | なし:自由見学 |

・岩下洞穴遺跡(いわしたどうけついせき)
佐世保市、標高200メートルの石盛岳の南側斜面に位置する岩下洞穴遺跡。
かつては防空壕としても活用されていました。
洞穴の規模は、間口約21メートル、奥行き約4.3メートル、庇の高さは約2.2メートル。
1963年、地元の高校生によって発見され、後の発掘調査で縄文時代を中心とした貴重な遺物が多数見つかっています。生活の痕跡が濃く残されており、石鏃(せきぞく)や石槍、魚骨や鳥骨、哺乳類、貝類などの食料の残りが発見されました。
また炉の跡からは、当時の人々がこの洞窟を居住の場と埋葬の場で使い分けていたことがわかります。気になるのは、計20体以上にも及ぶ埋葬人骨の出土。
中には頭部や胸のあたりに石が置かれ、副葬品として磨製石器が添えられたものもあり、埋葬に対する独自の風習や精神文化を垣間見ることができます。
洞窟遺跡の反対側は信仰の場としての霊域となっているそうです。
📍長崎県佐世保市松瀬町1385-5
アクセス:
🚗佐世保駅から車で約20分
🚌佐世保駅「天久保」行き/または「知見寺経由世知原」行き乗車
→天久保 停留所 下車、徒歩約5分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
なし | なし:自由見学 |

4.熊本県
・球泉洞(きゅうせんどう)
熊本県南部・球磨村に位置する「球泉洞(きゅうせんどう)」は、全長およそ4,800メートルという規模を誇る九州最大級の鍾乳洞です。
全国的には三番目、西日本では二番目の長さを誇り、内部には約3億年という気の遠くなるような年月をかけて成長を続けてきた石柱や石筍(せきじゅん)など、自然の力が生み出した神秘的な景観が広がっています。
見学ルートは2種類あり、30分ほどで洞内を巡れる「一般コース」と、40メートルの縦穴等を階段で下りながら進む「探検コース」が用意されています。
📍熊本県球磨郡球磨村大瀬1121
アクセス:
🚗JR 八代駅から車で約45分
🚗JR 人吉駅から車で約25分
🚗人吉ICから車で約30分
🚗八代ICから車で約50分
🚗芦北ICから車で約20分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
有り:公式HP等でご確認下さい。 | 有り:公式HP等でご確認下さい。 | 駐車場あり(無料) |

・神瀬の石灰洞窟(こうのせのせっかいどうくつ)
熊本県球磨郡に位置する神瀬の石灰洞窟は、国指定の名勝にも選ばれている貴重な自然遺産です。
横が約40メートル、高さ約17メートルにもおよぶ開口部。
この鍾乳洞は、約2億3,500万年前から1億4,300万年前の石灰岩の地層で形成され、鍾乳石や石筍(せきじゅん)が見られます。一方で、石柱は確認されていません。
特に、天井から垂れ下がる鍾乳石の中には、長さ3メートル程のものもあります。
洞内には「熊野座神社」が祀られており、縁結びのご利益があると伝えられています。
洞窟の奥には「御池」と呼ばれる場がありますが、現在は立ち入りが制限されています。
※また、令和2年7月の豪雨による土砂崩れの影響で、洞窟へ通じる遊歩道は通行禁止となっています。
訪問の際は最新の情報をご確認ください。
📍熊本県球磨郡球磨村神瀬甲
アクセス:
🚃JR 白石駅から徒歩約20分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
なし | なし:自由見学 | 駐車場あり |
・白滝鍾乳洞(しらたきしょうにゅうどう)
熊本県にある白滝鍾乳洞は、白滝公園の奥にある全体として奥行きは数十メートルの小さな鍾乳洞。
公園内に案内看板があり、案内に従って歩みを進めると、洞窟の入口には操作機器が設置されており、この機器に数百円のコインを投入することで、20分間のライトアップを楽しむことができます。
洞内の奥には、水深約30メートルともいわれる神秘的な泉があり、そこから美しい湧水が流れ出しています。
※2025年5月現在は、災害の影響により通路が封鎖されており、洞窟内部への立ち入りはできなくなっているそうです。訪問の際は最新の状況をご確認ください。
📍熊本県球磨郡五木村
アクセス:
🚗人吉ICから車で約1時間
🚗JR人吉駅から車で約1時間
料金 | 入洞時間 | 備考 |
要:ライトアップ照明で課金 | 不明 | 駐車場あり(無料) |

・霊巌洞(れいがんどう)
熊本市の西側にそびえる金峰山のふもとに、かの「霊巌洞(れいがんどう)」はあります。
この洞窟は、由緒ある雲巌禅寺(うんがんぜんじ)の裏手にあり、古くから神聖な場所として人々に信仰されてきました。洞窟内部には「岩戸観音」と呼ばれる観音像が祀られています。
霊巌洞の歴史は寺院よりも古く、また霊巌洞を語る上で欠かせないのが、剣豪・宮本武蔵の存在です。晩年の5年間を熊本で過ごした武蔵は、この洞窟にこもり、自身の兵法哲学をまとめた名著『五輪書』を執筆したと伝えられています。
📍熊本県熊本市西区松尾町平山
アクセス:
🚗熊本ICから車で約50分
🚗JR熊本駅から車で約30分
🚌産交バス 岩戸観音入口 停留所 徒歩約20分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
有り:公式HP等でご確認下さい。 | 有り:公式HP等でご確認下さい。 | 駐車場あり(無料) |

・権現鍾乳洞(ごんげん しょうにゅうどう)
熊本県上天草市にある「権現山鍾乳洞」は、天草地域で唯一の鍾乳洞だそうです。
鍾乳洞の入口は高さ約6メートル、幅は約2.5メートル、内部の奥行きは現在まで約130メートルまで確認されています。中には古い文字の落書きが残されています。
洞内に入ってすぐの場所、7~8メートルほど進んだ地点には約25畳分の広さのある空間があり、そこには「権現大明神」が祀られています。さらにその奥へと進むと、「阿弥陀如来像」が安置。
一般向けの観光施設として整備されているわけではないので、懐中電灯やヘルメットなど用意した方が良いでしょう。
ちなみに駐車場は、山道を登っていった頂上付近にあるようです。
鍾乳洞近くの道は幅が狭いので運転には要注意です。
📍熊本県上天草市龍ヶ岳町高戸
アクセス:
🚌下貫 停留所から徒歩約9分
🚗知十ICから車で約20分
🚗米の山ICから車で約21分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
なし | なし:自由見学 | 駐車場あり |
・風神鍾乳洞(ふうじん しょうにゅうどう)
山中の静かな一角にあるこの鍾乳洞は、未整備の見学道と自然のままの地形が特徴で、まさに秘境と呼ぶにふさわしい場所です。
風神鍾乳洞という名称は、風神が住んでいたという伝承にちなんで名付けられました。
鍾乳洞は地下水の浸食によって形成されたそうです。
今もなおコウモリをはじめとする、多くの洞窟生物が生息しているとのこと。
ただし現在、この鍾乳洞は一般には公開されてはいないということです。
リアルタイムの状況は鍾乳洞管理者へ、事前に確認することをおすすめします。
📍熊本県上益城郡御船町水越五ケ瀬
アクセス:
🚗松橋ICから車で約45分
🚗宇土駅から車で約1時間
料金 | 入洞時間 | 備考 |
なし | なし:自由見学 |
5.大分県
・稲積水中鍾乳洞(いなづみすいちゅう しょうにゅうどう)
「稲積水中鍾乳洞」は、およそ3億年前に誕生したとされる鍾乳洞で、約30万年前に起きた阿蘇山の大噴火により水没し、現在のような姿となりました。場所は、大分県豊後大野市に位置しています。
鍾乳洞内では、水中で成長した水中鍾乳石をはじめ、珊瑚石やベルホール、ヘリクタイトといった希少な鍾乳石も見ることができる、世界的にも類を見ない水中鍾乳洞として知られています。
📍大分県豊後大野市三重町中津留300
アクセス:
🚗JR豊後三重町駅から車で約20分
🚌稲積水中鍾乳洞 停留所 徒歩約1分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
有り:公式HP等でご確認下さい。 | 有り:公式HP等でご確認下さい。 | 駐車場あり(無料) |

・青の洞門(あおのどうもん):禅海和尚の手掘り洞窟
大分県中津市に位置する「青の洞門」は、江戸時代に手掘りで作られたトンネルです。
この洞門は、禅海和尚が約30年の歳月をかけて完成させたもので、彼が耶馬渓に訪れた際、岩壁の道を通る人々や馬が命を落としていることを知り、交通の安全を図るために掘削を始めました。
現在も、トンネル内には当時の手彫りによるノミの跡が残っているそうです。
📍大分県中津市本耶馬渓町曽木
アクセス:
🚌JR中津駅からバス乗車で約30分→青の洞門駐車場 停留所 下車、徒歩約3分
🚗田口ICから車で約6分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
なし | なし:自由見学 | 駐車場あり(無料) |

・風連鍾乳洞(ふうれん しょうにゅうどう)
全長はおよそ500メートルある「風連洞」は、大正15年(1926年)2月14日に地元の泊青年団による探検で発見されました。
さらにその後、山の上にある別の洞窟「新洞」も見つかり、昭和2年(1927年)4月4日にそろって、国の天然記念物に指定されました。発見当時の洞の入口は「深検洞」として保存。
風連洞は外気がほとんど入り込まない閉塞型の鍾乳洞で、この特性により内部では鍾乳石がバランスの取れた美しい形に成長しています。
洞内は夏でも非常に涼しく、「竜宮城」「ヘリクタイト」「端雲ノ滝」「天上界」など、それぞれユニークな名前が付けられた鍾乳石の造形美を間近で楽しむことができます。
📍大分県臼杵市野津町大字泊1632
アクセス:
🚗JR臼杵駅から車で30分
🚗犬飼駅から車で15分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
有り:公式HP等でご確認下さい。 | 有り:公式HP等でご確認下さい。 | 駐車場あり |
・穴森洞窟(あなもりどうくつ)
穴森神社の裏にある洞窟。洞窟が御神体。
洞窟内は暗いのでライト類を持参をするか、照明設備を使用するには硬貨を投入する必要があります。
※200円を納めると洞窟内に明かりが点灯。
『平家物語』の「緒環(おだまき)の章」にも登場する「穴森神社」は、歴史と伝説に彩られた神秘的な神社です。
御神体とされているのは、嫗岳大明神(うばだけ)の化身と伝わる大蛇が棲んでいたとされる洞窟。
実は、穴森神社の洞窟の小石をひとつ持ち帰ると、子宝に恵まれるという言い伝えがあり、最近では、縁結びや恋愛成就を願う若い参拝者も多く、恋と出会いのパワースポットとして注目されています。
願いが叶ったあとは、その小石をそっと洞窟へ戻すのが慣わしです。
さらに一説によると、この岩窟は、同じく「穴」を御神体とする宇田姫神社(豊後大野市清川村)の穴とも“つながっている”とも語られています。
📍大分県竹田市神原
アクセス:※穴森神社までのアクセス情報
🚗JR豊後竹田駅から車で約30分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
要:ライトアップ照明で課金 | 不明 ※お問い合わせ下さい。 | 駐車場あり |

・小半鍾乳洞(おながら しょうにゅうどう)
世界でも珍しい斜柱石(しゃちゅうせき)を見ることができる鍾乳洞。
大分県佐伯市にある「小半鍾乳洞」は、国の天然記念物にも指定されている貴重な鍾乳洞です。
年間を通して気温はおよそ15度。
夏でもひんやりとした空気が漂い、まさに“天然のクーラー”として知られています。
ただ周辺道路が通行止めのため、休業中。営業再開の予定は未定の記載あり。
📍大分県佐伯市本匠大字小半1530−5
アクセス:
🚗JR佐伯駅から車で約35分
🚗佐伯ICから車で約30分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
有り:公式HP等でご確認下さい。 | 有り:公式HP等でご確認下さい。 | 駐車場あり |

・キリシタン洞窟礼拝堂
“切支丹=キリシタン”。
大分県竹田市、武家屋敷が残る殿町の谷あいに、ひっそりとたたずむ「切支丹洞窟礼拝堂(跡)」。
凝灰岩をくり抜いて造られた礼拝空間は、珍しい構造を持つ宗教遺構です。
現在は入口の格子越しに内部をのぞくことができます。
洞窟の中にはドーム型の祭壇が設けられており、隣接する洞窟には、かつて司祭が暮らしていたという伝承も残っています。当時、この地域ではキリスト教信仰が根強く、江戸時代の厳しい弾圧下においても、竹田にはおよそ1万5,000人の信者がいたといわれています。
背景には、戦国時代末期に岡城の城主だった志賀親次(しがちかつぐ)の信仰がありました。
彼が熱心なキリシタンであったことから、竹田や朽網(くたみ)には多くの信徒が集まっていたのです。現在でも、この地では12月24日に殉教者のためのミサが執り行われています。
📍大分県竹田市大字竹田殿町
アクセス:
🚃JR豊後竹田駅から徒歩約15分
🚗大分米良ICから車で約50分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
なし | なし:自由見学 |
・行者洞穴(ぎょうじゃどうけつ)
長崎鼻にある海蝕洞窟(かいしょくどうくつ)は、長い年月をかけて海水等によって削られた自然の洞窟で、県の天然記念物にも指定されています。
中でも最も大きなものは「行者洞窟」と呼ばれており、かつては修験者たちが修行の場として利用していたと伝えられています。
📍大分県豊後高田市見目4060
アクセス:
🚗宇佐ICから車で約60分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
なし | なし:自由見学 | 駐車場あり(無料) |
・地獄極楽(じごくごくらく):桂昌寺跡
大分県宇佐市安心院町東恵良にある「桂昌寺跡」には、知る人ぞ知る不思議な洞窟があります。
ここでは、まるであの世を旅するかのような体験ができるのです。
この洞窟は、江戸時代の末期に人々への教えを伝える場として、なんとノミだけで掘られたとされています。現在でも当時の姿をそのまま残しており、全国的にも非常に珍しい場所です。
洞窟の入り口に足を踏み入れると、まず迎えてくれるのは閻魔大王の裁きの場。
そこから、牛頭・馬頭に導かれるようにして、約40メートル続く「地獄道」へと進みます。
道中には、衣を剥ぐとされる奪衣婆や、血の池地獄。赤鬼・青鬼も待ち受けており、地獄度満点。
まさに地獄絵図の世界です。
ですが無事に地獄を抜けた先には希望が待っています。「極楽道(約30メートル)」。
十三仏の導きに助けられながら、勢至菩薩と来迎弥陀が迎える極楽浄土へと向かいます。
さらに、洞窟の脇にある縦穴を鎖づたいに約5メートル登ると、丘の上には阿弥陀如来や多くの菩薩たちが並ぶ“極楽浄土”が広がります。
地獄から極楽までの流れを、ひとつの洞窟の中で体験できる場所は、全国でもここだけだと言われているそうです。
📍大分県宇佐市安心院町東恵良
アクセス:
🚗安心院ICから車で約10分
🚗宇佐ICから車で約20分
🚌楢本 停留所 徒歩約7分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
有り:公式HP等でご確認下さい。 | 有り:公式HP等でご確認下さい。 | 駐車場あり(無料) |
・かまどヶ岩
大分県玖珠町にある「かまどヶ岩」は、高さ約20メートル、幅約12メートル、奥行き約20メートルという規模を誇る、大きな洞窟。
この岩窟には、戦国時代の武将・後藤又兵衛が一時身を隠していたという伝説が残っています。
洞内には、不動明王が静かに祀られているとのこと。
※内部は自動で灯りが点灯し、時間に応じて自動で消えるそうです。
📍大分県玖珠郡玖珠町古後
アクセス:
🚗玖珠ICから車で約30分
🚌長田バス 停留所から徒歩約20分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
なし | なし:自由見学 | 駐車場あり(無料) |
・古川洞穴遺跡
古川洞穴遺跡は、縄文時代早期から古墳時代にかけての人々の暮らしの痕跡が確認された、歴史的にも貴重な遺跡です。
そして近くには、隧道と廃道があるので一緒に見学したら面白いかもしれません^^💡
📍大分県竹田市荻町南河内16
アクセス:
🚗玉来駅から車で約15分
🚃玉来駅から徒歩約1時間30分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
なし | なし:自由見学 |
・枌洞窟遺跡(へぎどうけついせき)
大分県の名勝・耶馬溪の近く、屋形川の中流域に位置する枌洞穴遺跡。
入口の幅は約11メートル、奥行き9メートル、高さは6メートルほど。半洞窟のような形をしています。
この洞穴からは、約8,400年前の縄文時代早期から後期(約4,000年前)にかけての埋葬跡が見つかっており、長きにわたって人々が埋葬を行っていたと考えられています。
発掘調査では67体もの人骨とともに、土器や石器、貝殻、動物の骨、装飾品なども発見されました。
📍大分県中津市本耶馬渓町今行 字甲進799
アクセス:
🚗JR中津駅 から車で約20分
🚗中津IC から車で約16分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
なし | なし:自由見学 | 駐車場あり |
・尾津留洞窟遺跡:岩戸
「尾津留洞窟遺跡(岩戸)」は、大分市にある小規模な鍾乳洞で、かつては地元の子どもたちにとって探検心をくすぐる“岩戸”として親しまれてきました。
その一方で、この洞窟は学術的にも非常に重要な場所で、住居跡であった可能性も指摘されており、昭和38年(1963年)に行われた調査では石器も発見されたとのことです。
📍大分県大分市下戸次
アクセス:
🚗中判田駅から車で約11分
🚗大分宮河内ICから車で約30分
🚗大分駅から車で約35分
🚃中判田駅から徒歩で約1時間
🚌尾津留 停留所 徒歩約11分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
なし | なし:自由見学 |
・野鹿洞穴(のがどうけつ)
大分県の大野川流域に位置する「野鹿洞穴遺跡」は、縄文時代前期の洞穴遺跡で、この地域では最古の人骨と多くの遺物が発見された場所として知られています。
1972年9月には、別府大学と新潟大学医学部の共同調査が行われ、縄文時代のものと見られる土器や石器、骨角器などの遺物に加え、人骨4体が出土しました。
中でも1体は、縄文時代早期の女性の埋葬人骨とされており、大野川流域における最古の人骨と考えられています。
洞穴の中央からは焼土の堆積が確認され、炉跡とみられています。これにより、この場所が住居と埋葬を兼ねた生活の場として、長い間使用されていたことが分かります。
📍大分県竹田市荻町南河内
アクセス:
🚗豊後荻駅から車で約10分
🚃豊後荻駅から徒歩約50分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
なし | なし:自由見学 |
・隠洞穴(かくれうど)
大分県の隠洞穴では、中津城で黒田官兵衛の策略によりだまし討ちされた宇都宮鎮房の家臣たちが、再起の機会をうかがうためにこの地に身を潜めていた——という伝承があるそうです。(諸説あり)
📍大分県豊後高田市夷
アクセス:
🚗宇佐駅から車で約40分
🚗竹田津港フェリーターミナルから車で約20分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
なし | なし:自由見学 |

6.宮崎県
・七折鍾乳洞(ななおれ しょうにゅうどう)
宮崎県日之影町の七折地区にある「七折鍾乳洞」。
洞窟の入り口から約100メートルほどの区間には、さまざまな形状の鍾乳石が連なっています。
※入口には鍵がかけてあるとのことで、見学の際には教育委員会まで要問い合わせ。
鍾乳洞までの山道は傾斜がきついため、登山に適した装備と案内人などの同行があれば安心とのこと。
訪れる際は、安全に十分配慮し、準備を整えて向かうことをおすすめします。
📍宮崎県西臼杵郡日之影町七折 徳富
アクセス:
🚗蔵田ICから車で約35分
🚗日之影温泉駅から車で約20分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
不明 ※お問い合わせ下さい。 | 不明 ※お問い合わせ下さい。 | 通常時:施錠中 ※見学 要問い合わせ |

・柘の滝鍾乳洞(つげのたき しょうにゅうどう)
宮崎県高千穂町に位置する「柘の滝鍾乳洞」は、全長約80メートルの区間にわたり、さまざまな形状の鍾乳石が見られる鍾乳洞。
※なお洞口は施錠されている為、柘の滝鍾乳洞を見学する際は、入洞には事前に宮崎県高千穂町教育委員会、または高千穂町コミュニティーセンター(歴史民俗資料館)へ申請が必要。
📍宮崎県西臼杵郡高千穂町
アクセス:
🚗日之影深角ICから車で約18分
🚗日之影温泉駅から車で約20分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
不明 ※お問い合わせ下さい。 | 不明 ※お問い合わせ下さい。 | 通常時:施錠中 ※見学 要問い合わせ |

・天安河原(あまのやすかわら)
宮崎県高千穂町にある「天安河原」は、天岩戸神社・西本宮から岩戸川沿いを歩いて約10分の場所に位置する大きな洞窟です。
この地は、日本神話の重要な場面に登場する場所として知られており、神秘的な雰囲気に包まれています。
太陽神・天照大御神(アマテラスオオミカミ)が岩戸にお隠れになった際、世界は闇に包まれ、多くの災いが起こったといわれています。
その事態を憂いた八百万(やおよろず)の神々が集まり、どうすれば再び光を取り戻せるかを相談したのが、この天安河原だと伝えられています。
洞窟の中にある神社。緑豊かな遊歩道なので歩きやすい靴で赴くのがおすすめです。
📍宮崎県西臼杵郡高千穂町岩戸
アクセス:
🚗高千穂駅から車で約10分
🚗日之影深角ICから車で約8分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
なし | なし:自由見学 | 駐車場あり(無料) |

7.鹿児島県
・溝ノ口洞穴(みぞのくちどうけつ)
鹿児島県曽於市、都城市と接する山あいに位置する「溝ノ口洞穴(みぞのくちどうけつ)」は、横幅14.6メートル、高さ6.4メートル、全長209.5メートルというスケールを誇る洞窟(平成29年度の地形測量調査による)。
この洞窟は、霧島山系からの湧き水が岩盤を侵食し、数千年の歳月をかけて自然がつくり出したものとされています。
地域では古くから大切に守られてきた場所であり、毎年4月8日のお釈迦様の誕生日に近い日曜日には「溝ノ口岩穴祭り」が開催されます。祭りでは、奴踊りをはじめ、棒踊りや刀踊りといった伝統芸能が奉納されています。
この貴重な自然遺産は、昭和30年に鹿児島県の天然記念物に指定され、さらに令和3年3月26日には、曽於市で初めて国指定文化財となりました。近年ではパワースポットとしても注目を集めています。
📍鹿児島県曽於市財部町下財部4907
アクセス:
🚗JR財部駅から車で約15分
🚗末吉財部ICから車で約26分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
なし | なし:自由見学 | 駐車場あり |

・赤崎鍾乳洞(あかさき しょうにゅうどう)
与論島。南国・与論島(ヨロン島)にある「赤崎鍾乳洞」。
与論島は、かつて海中に広がっていたサンゴ礁が隆起してできた島。
長い年月をかけて地下水に侵食されることで、鍾乳洞が形づくられました。
なお、赤崎鍾乳洞は臨時休業の場合もあるため、見学を希望される方は、当日の営業状況を事前にお問い合わせください。
📍鹿児島県大島郡与論町麦屋678
アクセス:
🚗与論空港から車で約13分
🚗与論港から車で約13分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
有り:公式HP等でご確認下さい。 | 有り:公式HP等でご確認下さい。 | 駐車場あり |

・昇竜洞(しょうりゅうどう)
鹿児島県・奄美大島にある「昇竜洞(しょうりゅうどう)」は、1963年7月16日、愛媛大学学術探検部による調査の中で発見されました。
全長約3,500メートルにおよぶこの大鍾乳洞のうち、600メートルが一般公開されており、昇竜洞は鹿児島県の天然記念物にも指定されています。
📍鹿児島県大島郡知名町住吉1520
アクセス:
🚗和泊港から車で約27分
🚗沖永良部空港から車で約40分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
有り:公式HP等でご確認下さい。 | 有り:公式HP等でご確認下さい。 | 定休日あり |

・千座の岩屋(ちくらのいわや)
種子島。
種子島の東海岸にある「千座の岩屋(ちくらのいわや)」は、太平洋の荒波によって削られた岩が長い年月をかけて形成した海蝕洞窟。
“千人が座れるほど広い”ことからその名がついたと伝えられています。
洞窟内に入ることができるのは干潮時のみで、目安として干潮前後2時間が見学可能な時間の目安だそうです。
見学の際は、事前に潮見表などで干潮時間を確認のうえ、安全に配慮してご訪問ください。
📍鹿児島県熊毛郡南種子町平山817−24
アクセス:
🚗西之表港から車で約50分
🚗種子島空港から車で約30分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
なし | なし:自由見学ですが、 干渉時のみ見学できます | 駐車場あり |

・西郷隆盛洞窟(さいごうたかもりどうくつ)
西郷隆盛洞窟は、明治10年(1877年)の西南戦争において、西郷隆盛が最後の数日間を過ごした場所として知られています。
同年2月、鹿児島城下を出発した薩軍は、九州各地を転戦した末、8月で解散。
西郷らは山間部を越えて鹿児島に戻り、9月1日に城下へ到着します。
その後、城山に立てこもった西郷は、この洞窟に身を置き、銃弾に倒れ、最期の時を迎えました。
自決したとされています。
西郷隆盛洞窟は、彼が薩軍の指揮を最後まで執った場所とされ、西南戦争の終焉を象徴する歴史的な史跡です。
📍鹿児島県鹿児島市城山町19
アクセス:
🚗鹿児島北ICから車で約21分
🚗鹿児島中央駅から車で約12分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
なし | なし:自由見学 |

・ウフヤグチ鍾乳洞
ウフヤグチ鍾乳洞(鹿児島県・喜界島) は、全長約30メートルで、入口が広くドーム状になった鍾乳洞です。
かつては内部に発達した鍾乳石や石筍(せきじゅん)が多数見られましたが、戦争中、この洞窟は守備隊の防空陣地として利用されました。
軍事拠点としての整備に伴い、鍾乳石の多くが破壊され、石筍の一部も取り除かれたとのことです。
また、2005年(平成17年)には、フジテレビのドラマ『遅すぎた帰還 実録・小野田少尉』(主演:中村獅童)のロケ地としても使用されています。
※営業時間の記載もありますが「無人で自由に出入りできる」といった情報も見受けられ、正確な運営状況がはっきりしていません。訪問を予定されている方は、現地の観光協会等、念のため事前にご自身で確認されることをおすすめします。
📍鹿児島県大島郡喜界町島中
アクセス:
🚗喜界空港から車で約15分
🚗県営湾港から車で約12分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
なし | なし:自由見学(?) 管理者へお問い合わせください | 駐車場あり(無料) |

・熊襲の穴(くまそのあな)
「熊襲の穴」は、古代南九州で暮らしていたクマソ族の首領が住んでいた洞窟と伝わる史跡です。
妙見温泉の西側、山腹を約200 メートル登った先にあり、洞内は奥行約22 メートル・幅10 メートル・高さ6 メートルと、狭い入口からは想像できない広々とした空間が広がります。
伝承によれば、クマソ族の首領・川上梟帥(カワカミタケル)は、女装したヤマトタケルノミコト(日本武尊)によって討たれたとされ、この洞窟がその舞台だったと伝えられています。
内部には、1990年に美術家・萩原貞行氏によるカラフルなモダンアートが施されていたり、また、入口にある美術家・竹道久氏の彫刻『神々の想い』も訪問者の目を引きます。
📍鹿児島県霧島市隼人町嘉例川4381−1
アクセス:
🚗鹿児島空港より車で約18分
🚗JR隼人駅より車で約15分
🚗隼人西ICより車で約23分
🚌石原荘前 停留所 徒歩約1分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
なし | なし:自由見学 | 駐車場あり |

・君野権現洞穴(きみのごんげんどうけつ)
鹿児島県南九州市・上山田君野集落の山林に位置する「君野権現洞穴」は、県指定天然記念物となっています。溶岩トンネル。
入口が約2 メートル幅、高さ1.3 メートル、内部は横穴で奥行きは約41 メートル程あるとされています。
昔、洞窟の奥行を調べようとして犬を3頭放したところ、1頭が南さつま市沖合にある「下島権現」という離島に現れた――そんな伝説も伝わっています。
📍鹿児島県南九州市川辺町上山田3134
アクセス:
🚗南九州神殿ICから車で約25分
🚗薩摩板敷駅から車で約20分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
なし | なし:自由見学 |
・鍋倉洞窟
鍋倉洞窟は、縄文時代の住居跡として知られており、当時の暮らしを今に伝える貴重な遺構です。
内部は日中でもほぼ真っ暗で、天気の良い日でも足元はぬかるんでおり、安易に進むのは困難といった口コミもありました。
スマートフォンのライトでは照度が足りないため、ヘッドライトの持参がおすすめとのことです。
また、2023年度時点での情報ですが、一部観光路が崩れていた箇所がありましたので、現在の状況については訪問前に確認していただく必要があるかと思います。
現在は風化が進行しており、保存状態の悪化が懸念されています。
📍鹿児島県姶良市鍋倉735−5
アクセス:
🚗帖佐駅から車で約6分
🚗錦江駅から車で約7分
🚃帖佐駅から徒歩で約31分
🚃錦江駅から徒歩で約37分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
なし | なし:自由見学 |

・佐潟の洞窟(さがたのどうくつ)
鹿児島県阿久根市に存在する「佐潟の洞窟」は、長い年月をかけて海水が岩を浸食して生まれた自然の洞窟です。
洞窟の入口は約1メートルと狭く、その奥はさらに幅30センチほどにまで細くなり、大人が通るのもやっとのほど。ですが、細い通路を抜けた先には一転して開けた空間が広がっており、高さは約5メートル、幅6メートル、奥行きはおよそ35メートルにもなるとされています。
内部は3つの空洞に分かれており「甑島(こしきじま/薩摩川内市)」まで繋がっていたという言い伝えも残っており、阿久根市の「七不思議」のひとつとしても知られています。
📍鹿児島県阿久根市西目
アクセス:
🚗阿久根駅から車で約12分
🚗高尾野ICから車で約28分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
なし | なし:自由見学 |

・黒川洞穴(くろかわどうけつ)
黒川洞穴は鹿児島県日置市にある洞穴で、発掘調査では「黒川式」と呼ばれる土器をはじめ、石器、貝殻、動物の骨などの遺物が見つかっています。
さらに、およそ3,000年前に埋葬されたと考えられる、女性の人骨も発見されているとのことです。
📍鹿児島県日置市
アクセス:
🚗伊集院駅から車で約17分
🚗薩摩松元駅から車で約20分
🚗伊集院ICから車で約19分
🚗美山ICから車で約22分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
なし | なし:自由見学 |

・都迫隠れ念仏洞(どんさこのかくれねんぶつどう)
鹿児島市本名町にある「都迫隠れ念仏洞」は、浄土真宗の禁制が敷かれていた時代に、信者たちが密かに仏を拝み、修行を行っていたとされる洞窟です。
入り口から数メートルの区間は天井が低く、中に入るにはかがまなければなりません。
奥に進むと天井が高くなり、人が立てる程の広い空間が現れます。
洞内は日中でも暗く、懐中電灯の持参が必須です。
また、季節によっては内部にはゲジゲジのような大型の虫が見られることもあり、虫が苦手な方には注意が必要です。
📍鹿児島県鹿児島市本名町
アクセス:
🚗重富駅から車で約20分
🚗姶良駅から車で約21分
🚗姶良ICから車で約13分
🚌鹿児島中央駅から後中 停留所 まで約45分
→後中 停留所から徒歩約18分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
なし | なし:自由見学 |
・花尾かくれ念仏洞(はなおかくれねんぶつどう)
「花尾かくれ念仏洞(はなお かくれねんぶつどう)」は、花尾山のふもとの杉林にひっそりと佇む洞窟です。
当時、薩摩藩では浄土真宗が厳しく禁じられていたため、この地域の信者たちは人目を忍びながらこの洞窟で密かに念仏を唱えていたと伝えられています。
道路から山道を約200メートル登った先にある岩穴の入口は、三角形をした高さ約1.4メートルの狭い構造です。内部に進むと、奥には畳八枚分ほどの広さの空間が広がっており、当時の信者たちはこの場所でひっそりと信仰を続けていたそうです。
📍鹿児島県鹿児島市花尾町2312
アクセス:
🚗姶良ICから車で約23分
🚗姶良駅から車で約30分
🚗鹿児島駅から車で約35分
🚌JR九州バス 花尾神社前 停留所 徒歩約20分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
なし | なし:自由見学 | 駐車場あり |

・雀ケ宮かくれ念仏洞穴
「雀ケ宮かくれ念仏洞穴」は、禁制下の時代に浄土真宗の信者たちが密かに信仰を続けていた洞窟遺構です。
この洞穴は、用途によって偽装洞穴・修行洞穴・説教洞穴の3つに分かれており、修行洞穴と説教洞穴は長さ約16.3メートルの間道で結ばれている構造になっているそうです。
また説教洞穴には本尊棚が設けられており、信仰の拠点としてしっかりと整えられていたことがうかがえます。
📍鹿児島県鹿児島市吉野町
アクセス:
🚗鹿児島駅から車で約11分
🚗姶良ICから車で約22分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
なし | なし:自由見学 |
8.沖縄県
・玉泉洞(ぎょくせんどう)
玉泉洞は、おきなわワールド(沖縄県南城市)内にある観光鍾乳洞。
約30万年もの年月をかけて自然がつくりあげた鍾乳洞で、総延長5000メートル、鍾乳石数100万本以上を擁し、国内最大級の規模を誇ります。
1967年に愛媛大学・学術探検部(隊長 山内浩教授)が鍾乳洞を初探検・調査をし、全貌が判明。
1972年からその一部、890メートルが観光客に公開され、スピリチュアルスポットとしても評判のスポット。
📍沖縄県南城市玉城前川1336
アクセス:
🚗南風原ICから車で約10分
🚗那覇空港から車で約30分
🚌玉泉洞前 停留所から徒歩約3、4分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
有り:公式HP等でご確認下さい。 | 有り:公式HP等でご確認下さい。 | 駐車場あり |

・パンプキン鍾乳洞
パンプキン鍾乳洞は、入口が海に面している、アクセスするのに少し苦労する鍾乳洞。
陸路からのアクセスはできません。訪れる際は、シュノーケリングやシーカヤック、SUPなどのアクティビティを通じて、現地ガイド付きのツアーで向かう必要があります。
安全のためにも、個人で泳いで行くなどの立ち入りは禁じられています。
宮古島の南東部、保良泉(ボラガー)ビーチから向かうことになります。
「パンプキンホール」は、正式には「保良泉(ボラガー)クバクンダイ鍾乳洞」と呼ばれています。
この洞窟が「パンプキンホール」と呼ばれる理由は、内部にある幅約4メートル・高さ約3メートルの巨大な鍾乳石が、まるでかぼちゃのような形をしているからです。
この特徴的な鍾乳石は、パワースポットとしても知られており、「かぼちゃ鍾乳石の上から海へ飛び込むと願いが叶う」という言い伝えも。多くの人が訪れる人気スポットになっています。
📍沖縄県宮古島市
アクセス:
🚗(保良泉ビーチまで)宮古空港から車で約25分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
有り:ガイドツアー参加必須 | ガイドツアーに準ずる |

・星野洞(ほしのどう)
沖縄県島尻郡南大東村にある鍾乳洞。
サンゴ礁が隆起してできた南大東島にあり、石灰岩が長い年月をかけて浸食されて形成された鍾乳洞です。島内には他にも鍾乳洞が存在していますが、その中でも規模が大きく見ごたえのある鍾乳洞です。
洞内では、石筍や石柱、カーテン状の鍾乳石など、バリエーション豊かな鍾乳石のほか、サンゴの化石も観察することができます。
📍沖縄県島尻郡南大東村北64
アクセス:
南大東島への船便「フェリーだいとう」は、当日の風向きや波の状況によって、北港・西港・亀池港(南港)のいずれかに着岸します。
🚗北港から車で約6分
⛴️北港から徒歩約35分
🚗西港から車で約8分
⛴️西港から徒歩約35分
🚗亀池港から車で約11分
⛴️亀池港から徒歩約1時間25分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
有り:公式HP等でご確認下さい。 | 有り:公式HP等でご確認下さい。 | 駐車場あり |

・石垣島鍾乳洞(いしがきじま しょうにゅうどう)
石垣島最大の鍾乳洞。八重山鍾乳洞と隣り合っているらしく、間違えて八重山鍾乳洞に入ってしまう口コミを多数発見。ナビで「石垣島鍾乳洞」と入力して「八重山鍾乳洞」に案内されるという口コミも散見。訪問時は間違えないよう注意が必要です。
📍沖縄県石垣市石垣1666番地
アクセス:
🚗石垣市内から車で約8分
🚗新石垣島空港から車で約30分
🚗石垣港から車で約15分
🚌八重山自然村入口 停留所から徒歩約10分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
有り:公式HP等でご確認下さい。 | 有り:公式HP等でご確認下さい。 | 駐車場あり(無料) 年中無休 |
・ゴールデンケイブ
石垣島の手つかずの自然が残る、観光地化されていない太古の鍾乳洞。
知る人ぞ知る石垣島の1億年前の鍾乳洞『ゴールデンケイブ』。
このとっておきの秘密の洞窟に行くためには、ガイドツアーの申し込みを忘れずに。
※特にシーズン中は予約必須です。
📍沖縄県石垣市
アクセス:
ツアー運営会社が集合場所のようです。各自ご確認ください。
料金 | 入洞時間 | 備考 |
有り:ガイドツアー参加必須 | ガイドツアーに準ずる |

・ヤジヤーガマ洞窟
久米島。
沖縄県・久米島にある「ヤジヤーガマ」は、全長約800メートルを誇る島内最大級の鍾乳洞です。
この鍾乳洞はかつては海とつながっていたとも言われており、洞内や周辺からは、貝塚時代の土器をはじめ、グスク時代の貝製品や炭化米、須恵器、食器類などが多数出土しており、島の長い歴史を物語っています。
かつて風葬の習慣があり、洞窟内には人骨も残っているそうです。
また、戦時中には防空壕として利用され、人々が戦火を避けるために避難したこともあったとのこと。
通路の整備はされているものの、ライトアップなどの人工的な演出は行われておらず、自然そのままの姿を体感できるのが最大の魅力です。探検には、懐中電灯とヘルメット装着するが基本。
鍾乳洞内部は鍾乳石が発達しており、見応えのある自然の造形美を楽しむことができます。
📍沖縄県島尻郡久米島町仲地1442−82
アクセス:
✈️久米島空港から徒歩約30分
🚗久米島空港から車で約5分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
なし | なし:自由見学 |

・仲原鍾乳洞(なかばり しょうにゅうどう)
宮古島。
沖縄県・宮古島の南部に位置する「仲原鍾乳洞」は、サンゴ礁が隆起してできた自然の鍾乳洞です。
全長は約265メートルにおよび、推定30万年前からあるということです。
ネット上では「予約制」との情報も見受けられますが、現在の営業形態については明確ではありません。訪問を検討される際は、事前にお問い合わせいただくことをおすすめします。
仲原鍾乳洞では、観光としての見学だけでなく泡盛の預かりサービスも行われています。
年間を通して洞内の気温は約20度前後に保たれており、泡盛の熟成に適した環境が整っていることから、自然環境を活かしたユニークな取り組みとして注目されています。
📍沖縄県宮古島市城辺字友利1114
アクセス:
🚗宮古空港から車で約30分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
有り:公式HP等でご確認下さい。 | 有り:公式HP等でご確認下さい。 | 駐車場あり 定休日あり |
・CAVE OKINAWA【鍾乳洞】
沖縄県うるま市石川嘉手苅に位置する「ケイブオキナワ」は、2018年2月より一般公開が始まった観光鍾乳洞。洞内は照明設備や安全な通路が整備されており、子どもから大人まで安心して探検気分を味わえるスポットとして注目を集めています。
沖縄の方言で「ぬちしぬじガマ(命をしのいだ洞窟)」と呼ばれるこの場所は、古くから縁起の良い地として地域に親しまれてきました。
沖縄戦の際には、およそ300人もの人々がこの洞窟に避難し、全員が無事に生還したと伝えられています。また、洞内では2人の新しい命が誕生したというお話も残されています。
📍沖縄県うるま市石川嘉手苅479−1
アクセス:
🚗石川ICから車で約7分
🚗沖縄北ICから車で約15分
🚗那覇空港から車で約55分
🚌嘉手苅停留所 徒歩約5分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
有り:公式HP等でご確認下さい。 | 有り:公式HP等でご確認下さい。 | 駐車場あり |
・ヌドクビアブ
宮古島市にある「ヌドクビアブ」は、深さ約22メートルを誇る縦穴です。
洞口は2か所あり、北東側にある主な洞口は幅約3メートル・長さ約25メートル。
階段が設けられており、洞内へ降りることができます。
もう一方の洞口は天然橋で仕切られており、幅約3メートル・長さ約7メートルの井戸のような縦穴となっています。
階段を降りた先には広間が広がり、右サイドにはつらら石(鍾乳石)が発達。
足元には礫や土、腐植土が混ざった地層が見られます。
洞穴の奥には、戦争中に日本軍が使っていたとされる、かまどの跡も残っています。
また、当時この洞窟が防空壕として活用されていたとのこと。
📍沖縄県宮古島市伊良部池間添1229
アクセス:
🚗宮古空港から車で約22分
🚗下地島空港から車で約12分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
なし | なし:自由見学 |

・成川井(なりかわ がー/ナズゥカーガー)
木々に囲まれ、一見鬱蒼としている「成川洞」は、宮古島の自然と人々の暮らしの記憶が交錯する、知る人ぞ知るパワースポットです。
深さ約20メートルの鍾乳洞とともに、地元の言葉で“井戸”を意味する「成川井(ナズゥカーガー)」が残されています。
成川洞には、2つの泉があります。ひとつは左手に湧く泉。
もうひとつは右側に位置する、コンクリートで固められた水溜場です。
これらの水源は、島民にとって飲用水として大切に使われてきた歴史があります。
📍沖縄県宮古島市平良荷川取1228
アクセス:
🚗宮古空港から車で約15分
🚗下地島空港から車で約26分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
なし | なし:自由見学 |
・八重山鍾乳洞(やえやま しょうにゅうどう)
口コミを確認すると、結構なホラー感満載の不気味な雰囲気が漂うスポット。
有名な石垣島鍾乳洞と隣り合っているらしく、間違えてこちらの鍾乳洞に入ってしまう口コミを多数発見。ナビで「石垣島鍾乳洞」と入力して「八重山鍾乳洞」に案内されるという口コミも散見。
訪問時は間違えないよう注意が必要です。鍾乳洞内は、暗いとのことなので持参できるなら自身でヘッドライトや懐中電灯を持参することをおすすめします。
廃墟好きや心霊スポット好きにはお勧めできそうなスポット。
ただし訪問時は、長袖長ズボンにスニーカー、山装備で行った方が良いとのことです。
ハブも見かけたという口コミもある為、用心しながら散策をしてください。
📍沖縄県石垣市石垣1601
アクセス:
🚗石垣市内から車で約7分
🚗新石垣空港から車で約20分
🚗石垣港から車で約10分
🚌八重山自然村入口 停留所から徒歩約6分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
有り:公式HP等でご確認下さい。 | 有り:公式HP等でご確認下さい。 | 駐車場あり |

・龍神鍾乳洞
八重山鍾乳洞のチケットを購入後(洞窟だけの安いチケットあるとの事)館内には入らず、一旦入り口ゲート方面に戻り、カウボーイの居る脇道を200mほど進むと、龍神洞窟の入口があります。
📍沖縄県石垣市石垣1601
アクセス:
🚗石垣市内から車で約7分
🚗新石垣空港から車で約20分
🚗石垣港から車で約10分
🚌八重山自然村入口 停留所から徒歩約6分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
有り:公式HP等でご確認下さい。 | 有り:公式HP等でご確認下さい。 | 駐車場あり |
・サビチ鍾乳洞
海へ抜けることができる鍾乳洞。
サビチ鍾乳洞は、日本で唯一、海へと通じる洞窟として知られています。
石垣島が海底隆起によって形成された際に生まれたとされる鍾乳洞で、洞内は天井の高さが10メートルを超え、広々とした空間が広がっています。
また、余談ですが入り口には巨大ウナギが棲むといわれる池があるそうです。
📍沖縄県石垣市伊原間185−44
アクセス:
🚗新石垣空港から車で約21分
🚗ユーグレナ石垣港離島ターミナルから車で約40分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
有り:公式HP等でご確認下さい。 | 有り:公式HP等でご確認下さい。 | 駐車場あり |
・クーラ洞窟
西表島の手つかずの鍾乳洞。ライトやヘルメットなど専門的な装備が必須。
迷いやすいエリアもある為、ガイド(竹富町観光案内人)のツアーに参加することを推奨。
訪問されている方のブログも確認しましたが車を降りてから、洞窟にたどり着くまで20分ほど徒歩で向かうのですが道が分かりづらそうです。心配な場合はツアー申し込みが確実かと思います。
近場では「大見謝ロードパーク」に無料の駐車場があるとのこと。
📍沖縄県八重山郡竹富町上原
アクセス:
🚗上原港から車で約15分
→ジャングルの中を徒歩で移動し洞窟に向かいます。
料金 | 入洞時間 | 備考 |
なし:ツアー参加の場合は有料 | なし |

・藪地洞穴遺跡(ジャネー洞)
沖縄本島のうるま市の離島:薮地島にある鍾乳洞。この遺跡は古代の住居跡との事で、6500年前の縄文時代の土器の欠片も出土。島の面積は0.62㎢。薮地島へは藪地大橋を渡り、車で行くことができます。
無人島。道は荒れており、島内はハブが生息しているとの事なので要注意。
長袖長ズボン、スニーカー装備で訪れた方が良いかもしれない鍾乳洞です。
📍沖縄県うるま市与那城屋慶名 東藪地3458−2
アクセス:
🚗那覇空港から車で約1時間15分
🚗沖縄南ICから車で37分
🚗石川ICから車で約40分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
なし | なし:自由見学 |

・ガンガラーの谷(イナグ洞・イキガ洞・武芸洞)
数十万年前の鍾乳洞が崩れてできた自然の谷。
発掘作業も行われ、世界最古の(とされる)釣り針も発見されています。
鍾乳洞をそのまま活用したケイブカフェで飲食利用も可能。ただし、CAVE CAFEはガンガラーの谷ガイドツアー参加者のみ利用可とのことです。
予約の無い場合は利用不可。事前にガイドツアーへの予約必須。
目安としてバス等、公共交通機関を使っての移動の場合は、那覇空港からだと乗り換え含めて1時間ほど見ておけば、たどり着けます。
📍沖縄県南城市玉城前川202
アクセス:
🚗沖縄南ICから車で約35分
🚗那覇空港から車で約40分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
有り:公式HP等でご確認下さい。 | 有り:公式HP等でご確認下さい。 | 駐車場あり(無料) |

・メーガー洞
「メーガー洞」は、沖縄本島の北部、宜野座村(ぎのざそん)にある鍾乳洞。
約10万年前から出来たとされる鍾乳洞で、迫力あるつらら石や石柱が豊富にあるスポット。
地元ガイドと鍾乳洞や周辺を散策するツアー・イベントなども開催されているようです。
なお、「メーガー洞」の内部に立ち入るには、地元ガイドの同行が必須となっています。
ツアーに参加しなくても、入口付近までは無料で立ち寄ることができるそうです。
📍沖縄県国頭郡宜野座村
アクセス:
🚗宜野座ICから車で約10分
🚗那覇空港から車で約1時間5分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
有り:公式HP等でご確認下さい。 | 有り:公式HP等でご確認下さい。 |

・くまや洞窟
くまや洞窟は沖縄県の天然記念物にも指定されている、伊平屋島の田名集落の北の岩山にある洞窟。
この洞窟は、約2億8000万年前のチャート(堆積岩)が長い年月をかけて、波や風の浸食によってできた洞窟です。
内部の広さはおよそ600平方メートル。高さは約10メートル、奥行きは約40メートルにもおよびます。
洞窟の奥からは、かつて人が暮らしていた痕跡が見つかっており、古代人の存在を今に伝えています。また内部は神聖な御嶽(うたき)としても信仰の対象となっているため、見学の際は礼節を持って静かに訪れましょう。
「くまや」は『籠もる』という意味だそうで、あの「天の岩戸伝説」の天照大神(あまてらすおおみかみ)が隠れた伝説の「岩戸」の中で、ここが日本最南端の地とされているとも伝えられています。
📍沖縄県伊平屋村田名
アクセス:
🚗前泊港から車で約25分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
なし | なし:自由見学 |

・大山マヤーガマ洞穴遺跡
化け猫が大山村の子供達を行方不明にしていたという伝説の残る洞穴遺跡。
沖縄県宜野湾市・大山の一角にある「大山マヤーガマ洞穴遺跡」は、化け猫伝説の舞台として地元に語り継がれてきたスポットです。
その入口は、米軍普天間基地のメインゲートからほど近い場所にあります。
沖縄の方言で、「マヤー」は猫、「ガマ」は洞窟を意味します。
伝わっている話によれば、かつてこの洞窟には魔物(マジムン)が棲んでおり、猫の姿に化けては大山村の子どもたちを次々と行方知れずにしていたといいます。
そんな様子を見かねた村の力持ちが立ち上がり、化け猫をこらしめて洞窟へと追い詰めました。
猫が逃げ込んだ瓶(かめ)を、棕櫚(しゅろ)の皮で編んだ左巻きの縄で封じたところ、それ以来化け猫は村に現れることはなかったそうです。
この伝承にちなみ、「マヤーガマ」の名がこの洞穴遺跡に付けられました。
沖縄の伝統や妖怪文化に興味のある人々からも密かに注目されているスポットのひとつです。
📍沖縄県宜野湾市大山1丁目18
アクセス:
🚗那覇空港から車で約28分
🚌大山 停留所 徒歩約6分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
なし | なし:自由見学 |
・ヌヌマチガマ(第24師団第一野戦病院新城分院)
見学する場合は事前に要予約が必要とのことです。
(ヌヌマチガマへの入壕(予約)全般に関するお問い合わせは、八重瀬町観光物産協会へと記述あり)
壕内では残されていた生活品や案内板などを見ることができます。
戦時中、第24師団第一野戦病院の新城分院として役目を果たし、1000名もの負傷した兵士などの治療を担っていた、自然洞穴。
📍沖縄県島尻郡八重瀬町新城2151
アクセス:
🚗那覇空港から車で約40分
🚌新城 停留所 から徒歩約12分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
有り【要ガイド引率:ガイド料】 | 有り:公式HP等でご確認下さい。 | ※見学要予約 |

・牧港テラブのガマ
沖縄県・浦添市にある「牧港テラブのガマ」は、地元では「ティランガマ」とも呼ばれる自然洞窟で、琉球石灰岩によって形成されたガマ(洞穴)のひとつです。洞内には拝所があります。
このガマには、源為朝(みなもとのためとも)にまつわる伝説が残されています。
12世紀後半頃、伊豆大島に流された為朝が流れ着いたのがこの琉球の地。
為朝は按司の妹と結ばれ、やがて男児(後の舜天)を授かります。
しかし、為朝はやがて浦添の港から本土へと帰郷し、母子はこの洞窟(ガマ)で彼の帰りを待ち続けたと伝えられています。
※按司(あじ)とは、琉球王国(現在の沖縄)の歴史において、特定の地域を治めていた有力な支配者、すなわち首長や領主を指す称号。
牧港という地名も「待港(まちみなと)」=“為朝を待ち続けた港”が由来という説があることから、土地に深く根づいた物語です。
※中は暗いとのことなので、懐中電灯など準備は忘れずに。
📍沖縄県浦添市牧港5丁目7−5
アクセス:
🚗那覇空港から車で約20分
🚗那覇ICから車で約11分
🚗泊ふ頭旅客ターミナルから車で約12分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
なし | なし:自由見学 |
・洞寺
粟国島の北にある海岸近く、雑木林に囲まれた大きな鍾乳洞。
洞寺の内部には石筍(せきじゅん)や石柱、ヘリクタイト(ねじれた鍾乳石)など、多様な自然の造形が広がります。奥行およそ60メートル程のライトアップされた空間は、涼やかで幻想的な雰囲気に包まれ、訪れる人を非日常の世界へと誘います。
この地底鍾乳洞には、約200年前に実在したとされる一人の僧・雲水の伝承が残されています。
賭け事に敗れ流刑となった彼は、この鍾乳洞に住みつき、ひっそりと余生を過ごしたと伝えられています。
📍沖縄県島尻郡粟国村
アクセス:
🚗粟国港から車で約10分
🚗粟国空港から車で約15分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
なし | 自由見学(ライトアップ) ※常時開いているかは不明 | 駐車場あり |

・シムクガマ
読谷村にある鍾乳洞。ガマの奥行きは2500メートル以上もあるようです。
避難していた人が1000人近くいたことから「1000人壕」とも呼ばれていたそうです。
現在はツアーも行っているようです。(要予約)
洞内は水が流れており、特に雨天時は増水の恐れがあるため、天候の確認を忘れずに。
草むらではハブに注意してください。また、ゴミ等は捨てずに、必ず持ち帰りましょう。
口コミによるとガマ内には立ち入れるそうですが、灯りがないという情報もあるため、念のため懐中電灯を携帯するのがおすすめです。
ヘルメット(帽子)や軍手などの装備を準備しておくと、より安全に見学できるかと思います。
📍沖縄県中頭郡読谷村波平438
アクセス:
🚗那覇空港から車で約50分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
なし | なし:自由見学 |

・チビチリガマ
罪のない住民が亡くなった、死亡者数80名をも超える集団自決のあったガマ。
中には、親がわが子の命を奪うという、痛ましい出来事も起こりました。
密集した空間の中で、刃物や火を使って命を絶つ人々。
その様子は悲しく、まさに地獄のような光景だったと伝えられています。
2017年、チビチリガマが少年たちによって荒らされる事件も起こりました。
※現在チビチリガマへ入壕することは、遺族会の意思により禁止されているそうです。
📍沖縄県中頭郡読谷村波平1136−1
アクセス:
🚗那覇空港から車で約50分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
ー | ー | 現在、入壕禁止 |
・チヂフチャー(洞窟遺跡)
安川団地内の公園にある自然の鍾乳洞。戦争時、避難壕として利用されました。
沖縄戦中に約400人の住民が避難したとされています。
遺跡の調査では土器、石器、貝製品などが発掘。
2020年11月28日には沖縄県宜野湾市立嘉数中学校の1年生12人が、体験学習としてこの地を訪れました。この体験学習は、戦時中の記憶を次世代へ伝えることを目的に、団体「ぎのわんピースブリッジ」が企画し、県内の大学生や嘉数区自治会の協力によって実施されました。
📍沖縄県浦添市36
アクセス:
🚗那覇空港から車で約20分
🚗那覇ICから車で約15分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
不明 | 不明 |

・轟壕(とどろきごう)
全長約100メートルの壕。轟壕は「沖縄県庁最後の地」と呼ばれ、戦時中には最大で1,000人を超える住民や日本兵が身を寄せたとされています。
壕は以前は平和学習にも活用され、誰でも入ることができたとの事ですが、今は落石の影響で安全確保が難しいと判断された為、ガイド中止・現在は立ち入りが制限されているようです。
※2025年5月時点、Googleマップには臨時休業とありました。現在の状況に関してはご確認下さい。
📍沖縄県糸満市伊敷
アクセス:
🚗那覇空港から車で約20分
🚗那覇ICから車で約30分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
ー | ー | 現在、立入禁止(?) |

・旧海軍平得飛行場弾薬庫跡
石垣島。
中には入れるとのことですが照明設備等はないため、懐中電灯は必須とのことです。
季節によっては雑草が生い茂っているため、服装や靴にも配慮しておくと安心かと思います。
📍沖縄県石垣市大浜
アクセス:
🚗新石垣空港から車で約15分
🚗石垣港離島ターミナルから車で約11分
⛴️石垣港離島ターミナルから徒歩約1時間15分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
なし | なし:自由見学 | 駐車場あり |

・旧海軍 震洋艇格納壕
小浜島・トゥマールビーチを歩いていくと辿り着く旧海軍 震洋艇格納壕。
崩落の危険があるため、訪問は自己責任で。内部は真っ暗なため、懐中電灯必須。
沖縄戦時、小浜島では地上戦や米軍の上陸はなかったという事ですが、毎日のように空襲があったと言われています。
📍沖縄県八重山郡竹富町小浜
アクセス:
🚗小浜港から車で約8分
⛴️小浜港から徒歩で約47分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
なし | なし:自由見学 |
・ニャティヤ洞
伊江島。
ニャティヤ洞(がま)の中には、子宝祈願にご利益のある男女の神様がそれぞれ祀られています。
洞窟の中に「力石=ビジル石」という岩(?)石があるとのことですが、持ち上げることができると子宝に恵まれるという逸話があるそうです。
※こちらは神聖な拝所(聖域)として大切にされている場所のため、キャンプなどの宿泊行為はご遠慮ください。
📍沖縄県国頭郡伊江村
アクセス:
🚗伊江港から車で約8分
⛴️伊江港から徒歩約45分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
なし | なし:自由見学 | 駐車場あり |

・大竹中洞穴(うぶたけなか どうけつ)
伊良部島。大竹中洞穴は市の指定天然記念物の洞穴。
1977年、大竹中洞穴にて、既に絶滅した大型・北方系のシカ:ミヤコノロジカシカという種類の化石片が、琉球大学の教授らによって発見。1999年3月には人の歯の化石も見つかりました。
📍沖縄県宮古島市伊良部
アクセス:
🚗佐良浜港から車で約10分
⛴️佐良浜港から徒歩約1時間
🚗みやこ下地島空港ターミナルから車で約11分
✈️みやこ下地島空港ターミナルから徒歩約1時間15分
🚗宮古空港から車で約25分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
なし | なし:自由見学 |

・西くまや洞窟
昔、西くまや洞窟はくまや洞窟と繋がっていたという言い伝えがあったそうな…✿
くまや洞窟より規模は小さいとのことです。
📍沖縄県島尻郡伊平屋村田名
アクセス:
🚗前泊港から車で約17分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
なし | なし:自由見学 |
・ゴヘズ洞穴
伊江島空港の西側、標高約82メートルのゴヘズ山に位置することから、その名がついたと言われています。入口の直径は約2メートルで、内部は地中に向かって複雑に広がっています。
上の洞穴は奥行約19メートル、さらに奥へ進むと下層の洞穴へと続き、こちらは奥行約35メートルに及びます。
昭和50年(1975年)以降に行われた調査により、洞内からはリュウキュウジカやリュウキュウムカシキョンといった更新世(約200万~1万年前)の鹿(の一種)の化石、叉状骨器、貝殻、そして人骨などが多数発見されました。
出土した人骨は約2万年前のものとされており、あわせて出土した土器は沖縄考古編年の後期(約2,200~800年前)に属するものと考えられています。
※たて穴なので上から見るだけ。柵で囲われており、入ることはできません。
📍沖縄県国頭郡伊江村西江上
アクセス:
✈️伊江島空港から徒歩で約6分
🚗伊江港から車で約8分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
なし | なし:自由見学 |
・大隅の洞窟(うーしみのどうくつ)
現在、中には入れないようになっています。
過去、抜け道として使われていたとのこと。
保全されています。
📍沖縄県国頭郡今帰仁村今泊4780
アクセス:
🚗那覇空港から車で約1時間25分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
ー | ー | 現在、立入禁止(?) |
・糸数アブチラガマ
沖縄本島・南城市にある「糸数アブチラガマ」は、全長約270メートルの天然洞窟(ガマ)で、太平洋戦争中に日本軍によって地下陣地として整備されました。
陸軍病院の分室として使用され、負傷兵や住民たちの避難壕としても利用。
主要戦線から外れていたこと、食料備蓄の一定程度確保や地下水もあった為、過酷な状況下でも命をつなぐことができた人々がいたとされています。
現在は整備されており、ガイド同行が必須の見学形式となっています。
訪問する前に事前にお問い合わせください。
📍沖縄県南城市玉城糸数667−1
アクセス:
🚗那覇空港から車で約37分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
有り【要ガイド引率:ガイド料】 | 有り:公式HP等でご確認下さい。 | ※見学要予約 |

さいごに
九州・沖縄の大地が育んだ壮大な洞窟や鍾乳洞の世界は、いかがでしたか?
神秘的な空間に足を踏み入れれば、日常では味わえない感動が待っています。
探検に出かける際は、安全対策を万全に!
装備や天候をしっかり確認し、ガイド付きの場合は案内に従って楽しんでください。
自然が創り上げた絶景を求めて、次の冒険へ踏み出しましょう!