※下記、紹介した中には管理者が常駐していない鍾乳洞・洞窟がございます。
当方では現地での事故、事件などにおけるいかなる事象が起こった場合でも、被害における一切の責任を負いかねます。
はじめに
日本には、自然が生み出した神秘的な洞窟や鍾乳洞が数多く存在しています。
本記事では、筆者が独断と偏見で選んだ全国の各都道府県の見ごたえのある洞窟・鍾乳洞スポットを幅広く紹介します!!!
特にジオスポットが好きな方には必見のスポットばかりです。
新たな冒険の旅先を探している方は、ぜひ参考にしてみてください。
↓鍾乳洞・洞窟47都道府県Ver.↓(サクッと情報取得したい方はコチラ)
↓【北海道&東北エリア特化】鍾乳洞マニアが選ぶ!鍾乳洞・洞窟スポットリスト!↓
↓【関東エリア特化】鍾乳洞マニアが選ぶ!鍾乳洞・洞窟スポットリスト!↓
※ご紹介メインは鍾乳洞&洞窟ですが一部、洞窟外のスポットも含まれます。ご了承ください。
ブログ公開時の情報は、時間の経過によって変更が生じる可能性がありますのでご了承ください。
地域別まとめ
中部エリア
1.新潟県
・大沢鍾乳洞(おおさわ しょうにゅうどう)
大沢鍾乳洞は、内部が完全な暗闇のため、安全確保の為に探索時には懐中電灯を必ず携帯しましょう。
鍾乳洞内には、大正14年に書かれたと思われる落書きも残っており、時の流れを感じさせます。
また、足場の悪い場所や水たまりも多いため、ぬかるみに備えてゴム長靴の着用が安心かもしれません。
📍新潟県五泉市刈羽乙1195
アクセス:
🚃JR五泉駅下車→🚗タクシーまたは車で約35分
🚗安田ICから車で約40分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
なし | 4月~12月:常時開放 | 冬季は積雪の為、入洞可能か要確認 |
・岩谷口洞窟(いわやぐち どうくつ)
岩谷口海蝕洞は佐渡のジオパークに認定されている、ジオスポット。
崖のくぼみの曲線の形状がパラボラアンテナの役目を果たして、音を集め波音を集めるので海蝕洞のある山側から不思議と波音が聞こえるのだそうです。
洞窟内には池があり、竜が訪れたという「竜眼の池」として伝説も残っているそうです。
📍新潟県佐渡市岩谷口
アクセス:
⛴️両津港から車で約70分
⛴️小木港から車で約105分
🚌新潟交通佐渡(株)海府線または内海府線 岩谷口 停留所 下車、徒歩5分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
なし | 自由見学 |
・通天洞(つうてんどう)
洞窟内部から入口上部を見上げた際、天に通じているかのように見えることから「通天洞」と名付けられたのだそうです。縦型洞穴の側面が崩れて形成された洞穴。
そしてこちら、あまり情報が出てきませんのでツアー参加で訪れるのが無難かもしれません。
📍糸魚川市?(調べてみましたが正式な所在地は分かりませんでした)
アクセス:
所在地不明のため、正確なアクセス情報も分からず。ツアー参加が無難かと思われます。
料金 | 入洞時間 | 備考 |
ー | ー |
・白蓮洞(びゃくれんどう)
現在判明している中で、日本一の深さを誇る堅型の巨大鍾乳洞。入ることはできません。
📍新潟県糸魚川市マイコミ平
アクセス:
上部の通天洞と同じく、詳細な情報分からず。
料金 | 入洞時間 | 備考 |
ー | ー |
2.富山県
・大境洞窟住居跡(おおざかい どうくつ じゅうきょあと)
大境洞窟住居跡は、縄文時代中期から近世にわたる複合遺跡。
奥行きは約35メートル、入口は幅16メートル、高さ8メートルで、波の浸食によって形成された海食洞です。
発掘調査が始まったのは、大正7年(1918年)のこと。
洞窟内の白山社の改築時に、多数の人骨や獣骨、土器等が発見されたことが契機となりました。
日本で最初に調査された洞窟遺跡なのだそうです。国指定史跡。
📍富山県氷見市大境196
アクセス:
🚃あいの風とやま鉄道高岡駅 下車→🚌「加越能バス脇」行き、約1時間乗車/大境 停留所 下車、徒歩約5分。
料金 | 入洞時間 | 備考 |
なし | 自由見学 | 無休。駐車場あり(駐車料金無料) |
※Googleマップには表示されていませんでしたが、富山県黒部峡谷にはサル穴(鍾乳洞)などもあるらしいです。
3.石川県
・ハニベ巌窟院(ハニベ がんくついん)
岩窟内に院主自作の仏像が安置されている独特の雰囲気を感じられるスポット。
洞窟の地獄めぐりが有名です。駐車場正面に置かれた巨大な仏頭は「ハニベ釈迦牟尼如来」。
📍石川県小松市立明寺町1
アクセス:
🚌JR小松駅からバスで約20分
🚗小松ICから車で約15分
✈️小松空港から車で約25分
🚃JR小松駅よりハニベ線 乗車→ハニベ前 停留所 下車【北陸加賀バス】
料金 | 拝観時間 | 備考 |
有り:公式HP等でご確認下さい。 | 有り:公式HP等でご確認下さい。 | 無休。駐車場あり。 季節により拝観時間が異なります。 |
・巌門洞窟(がんもん どうくつ)
巌門洞窟は高さ15メートル、幅6メートル、奥行き60メートルの洞門で、小舟であれば通ることができます。遊覧船での所要時間は約20分間ほど。海の状況により船の欠航もありますので注意が必要です。
📍石川県羽咋郡志賀町富来牛下巌門
アクセス:
🚗柳田ICから車で約70分
🚗西山ICから車で約65分
🚗徳田大津ICから車で約65分
🚌JR七尾線 羽咋駅下車→路線バス「富来行き」→三明駅(乗換)→巌門
料金 | 入洞時間 | 備考 |
遊覧船 乗船料:あり | 乗船時間に準ずる。 | 時期により運行時間の延長あり。 冬季休業 |
・青の洞窟:珠洲岬(聖域の岬)
能登半島の最先端にあり、能登の語源となった、天へ登る仙人が住んでいたと伝えられているのが「聖域の岬」。
古くからこの洞窟は「全ての願いを叶える」と伝えられてきたそうです。
📍石川県珠洲市三崎町寺家10-11
アクセス:
🚃穴水駅 下車→🚗タクシーまたは車で約1時間12分
🚗のと里山空港ICから車で約80分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
有り:公式HP等でご確認下さい。 | 有り:公式HP等でご確認下さい。 | 青の洞窟は青色のライトアップをしているとのこと。 |
・岩窟不動(がんくつふどう)
「輪島せっぷんとんねる」の手前にある「岩窟不動」は、収束した「気」を人々の願いを実現するために解き放っていると言われるパワースポットです。
📍石川県輪島市町野町
アクセス:🚗穴水ICから車で約40分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
なし | 自由見学 | 駐車場無料 ※曽々木ポケットパークの駐車場 |
・福ヶ穴(ふくがあな)
福がある「福が穴」←そのまんまですが笑
福ヶ穴…修行僧が洞窟にこもり、護摩を焚きながら、人々の幸福を願って仏像を彫ったとされる修行の場所です。
📍石川県輪島市町野町曽々木
アクセス:🚗輪島市街から国道249号曽々木方面へ車で約30分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
なし | 自由見学 | 八世乃洞門新トンネル付近に駐車場あり |
・能登九十九湾 百楽荘(のと つくもわん ひゃくらくそう)
【番外編】
海洋深層水洞窟風呂があるお宿!洞窟風呂は能登の石切り職人が3年かけて、つるはし一本で掘り上げた温泉だそうです。
日本百景の一つにも選ばれている能登九十九湾。その景色を全客室から展望できるロケーションの良い宿です。
施設内には、77歳の石工が、一人手掘りで掘った全長100メートルの洞窟空間も広がっています。
📍石川県鳳珠郡能登町越坂11−34
アクセス:
🚗能登空港ICから車で約40分
🚕能登空港より「ふるさとタクシー」で30分 *要予約、¥1,300
🚌金沢駅西口「特急バス」2時間半【珠洲特急線】→特急バス バス停「柳田天坂」までお宿側で無料送迎をしてくれます。
料金 | 入洞時間 | 備考 |
宿泊料金 | 宿泊滞在中 |
4.福井県
・下長谷の洞窟 (しもはせのどうくつ)
奥行き20メートルでも見どころ◎と口コミあり!
なんと驚くことに、数百年も前に矢尻で掘られた文字があるらしいです…!
なんだかロマンを感じますね!暗いのでライトは必需品です。
服装も雫が落ちてきても大丈夫なように、心配な方はレインコート等を用意する事をオススメします。
📍福井県南条郡南越前町甲楽城
アクセス:
🚗敦賀ICから車で約40分
🚗武生ICから車で約30分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
なし | 自由見学 |
・丹巌洞(たんがんどう)
NHK・ブラタモリでタモさんも訪れた場所。国登録有形文化財。
福井藩の医師であった山本瑞庵が、足羽山の麓・笏谷石の採掘跡地に庵を建てました。
敷石や橋など、庭園内のいたるところに笏谷石(しゃくだにいし)が活用されています。
現在は料亭となっていて、見学のみ希望の場合、午前中で都合があえば見学可(要事前相談)との事。
丹巌洞 敷地内に洞窟状の採掘跡地があります。戦時中は防空壕として利用されていたらしいです。
📍福井県福井市加茂河原1丁目5−12
アクセス:
🚌JR福井駅より路線バスにて福井競輪場前 or 明里町 停留所 下車、徒歩約5分
🚗JR福井駅から車で約10分
🚲️JR福井駅より約3km(駅前にレンタサイクルあり)
料金 | 入洞時間 | 備考 |
有り:公式HP等でご確認下さい。 | 有り:公式HP等でご確認下さい。 | 定休日:不定休。駐車場:あり。 |
5.山梨県
・鳴沢氷穴(なるさわひょうけつ)
山梨県南都留郡鳴沢村にある鳴沢氷穴は、全長153メートルの溶岩洞穴。
青木ヶ原樹海の東の入口に位置しています。天然記念物にも指定。
富士山周辺の火山である長尾山の噴火によって形成された洞窟で、内部の平均気温は約3度、通年氷に覆われているそうです。
📍山梨県南都留郡鳴沢村鳴沢8533
アクセス:
🚗河口湖ICから車で約25分
🚕富士急線 河口湖駅からタクシーで約21分
🚌河口湖駅 から路線バスで約30分 鳴沢氷穴 停留所 下車、徒歩約6分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
有り:公式HP等でご確認下さい。 | 有り:公式HP等でご確認下さい。 | 別途ガイドツアーのコースもあり。駐車場:あり。 12月の一定期間を除き、年中無休 |
・富岳風穴(ふがくふうけつ)
富岳風穴は、年間を通して氷がはり、見事な氷柱等を楽しむことができる洞穴です。
国の天然記念物にも指定されており、洞穴の奥行きは187メートルほどの規模とのこと。
📍山梨県南都留郡富士河口湖町西湖 青木ヶ原2068−1
アクセス:
🚗河口湖ICから車で約25分
🚌JR富士急行線河口湖駅 からバスで20分→富岳風穴 停留所 下車、すぐ
料金 | 入洞時間 | 備考 |
有り:公式HP等でご確認下さい。 | 有り:公式HP等でご確認下さい。 | 別途ガイドツアーのコースもあり。駐車場:あり。 ※営業時間は天候・洞内状況により変更になる場合があります。 |
・富士風穴(ふじふうけつ)
富士風穴は、総延長582メートルを誇る規模の溶岩洞穴。地質学的にも大変貴重です。
天井の高さは5メートルあり、内部で直立することが可能です。国指定天然記念物にも指定されています。
洞内では年間を通じて氷柱が見られます。富士北麓の洞穴の中で最も多くの氷を蔵しているそうです。
※入洞には富士河口湖町教育委員会への届出が必要。ガイドツアーに申し込んで行くと許可等スムーズかと思われます。
📍山梨県南都留郡富士河口湖町
アクセス:
🚗河口湖ICから車で約20分
🚕富士急行線河口湖駅からタクシーで20分、徒歩10分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
ー | ー | ガイドツアーコースあり。 |
・竜宮洞穴(りゅうぐうどうけつ)
竜宮洞穴は、国指定天然記念物であり、富士講八海巡り第5霊場を祀っている溶岩洞穴です。
この洞穴は青木ヶ原樹海に位置し、総延長は約60メートル。
古くから富士山を巡る信仰の道者たちの霊場とされてきました。
洞穴の入口には祠があり、豊玉姫命が祀られています。
干ばつ時には雨乞いの神事が行われたと伝えられています。
📍山梨県南都留郡富士河口湖町西湖
アクセス:
🚗河口湖ICから車で約20分
🚌富士急行線河口湖駅からバスで約40分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
なし | 自由見学 |
・西湖コウモリ穴(さいこ こうもりあな)
西湖こうもり穴は、全長は350メートル以上に及びます。
洞穴内は夏でも冷えすぎず、冬温暖だった為、かつては多くのコウモリが冬眠する場となっていたそうです。
📍山梨県南都留郡富士河口湖町西湖2068
アクセス:
🚗河口湖ICから車で約25分
🚗御殿場ICから車で約50分
🚗富士ICから車で約1時間
🚌富士急行線河口湖駅からバスで約36分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
有り:公式HP等でご確認下さい。 | 有り:公式HP等でご確認下さい。 | 冬季休業 |
・青岩鍾乳洞(せいがんしょうにゅうどう)
山梨県指定天然記念物「青岩鍾乳洞」。総延長約800メートルの横穴型石灰洞。
学術的にも貴重なので、通常は入洞することはできないとのこと。入口は施錠されています。
現在は東京都水道局の許可がないと鍵は開けられないとのことで、学術調査団体のみ入洞が可能という情報を確認しました。
入洞したケイバーによると洞内も寒く、落ちたら骨折しそうなポイントもあり、体力的にもかなりハードだったとのこと。初心者向けではなさそうなので装備面も含めて注意が必要です。
📍山梨県北都留郡丹波山村
アクセス:🚃奥多摩駅下車→🚌「丹波」行き乗車→お祭 停留所 下車。
【目安】バス停から三条の湯まで3時間30分の山歩き、三条の湯から青岩鍾乳洞までは徒歩50分程度
料金 | 入洞時間 | 備考 |
ー | ー | 通常、入洞禁止 |
・鬼の岩屋:新宮洞窟(おにのいわや)
鬼が住んでいたとされる伝承が残されています。山梨県の大月市にも桃太郎伝説があったんですね!
現在の穴の中は崩落の危険があり、立ち入り禁止。
📍山梨県大月市賑岡町
アクセス:🚃大月駅から徒歩約30分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
なし | 自由見学 | 穴の中は立入禁止 |
・船津胎内樹型(ふなつたいないじゅけい)
溶岩が流れるときに樹木を取り込んで固まることで、燃え尽きた木の跡が空洞になった洞穴を「溶岩樹型」と呼びます。
船津胎内樹型を含む溶岩樹型は母胎の臓器に似ているため、やがて安産祈願の対象として信仰されるようになったそうです。
📍山梨県南都留郡富士河口湖町船津6603
アクセス:
🚗富士吉田ICから車で約6分
🚗河口湖ICから車で約15分
🚌富士急行線:河口湖駅からバスで約20分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
有り:公式HP等でご確認下さい。 | 有り:公式HP等でご確認下さい。 | 駐車場あり(台数に限りあり) 定休日(休業日)あり:公式HP等でご確認下さい。 |
・吉田胎内樹型(よしだたいないじゅけい)
普段は内部への立ち入りが禁止されていますが、毎年4月29日の昭和の日に開催される「吉田胎内祭」では、一般公開され内部を見学することができるとの事です。
【注目】「胎内祭以外の日に見学を希望される方は富士吉田市教育委員会 歴史文化課までお問い合わせ下さい。」というインフォメーションも見つけましたのでご参考までに。
📍山梨県富士吉田市上吉田 剣丸尾 5590
アクセス:🚗河口湖ICから車で約30分、そこから徒歩で30分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
ー | ー | 祭事の日程のみ、一般公開 |
内部の形が人間の内臓を取り出した胎内に似ている部分は「御胎内」と名付けられ、信仰の対象となりました。
このため、洞内を巡る「胎内巡り」という信仰行為が行われるようになったのです。
船津胎内樹型と吉田胎内樹型は、その代表的な例として知られています。
胎内巡りを行う富士講の信者は、登拝の前日に「御胎内」を訪れて洞内を巡り、身を清めた後、御師の家に戻り、翌日の登拝に備えたそうです。
6.長野県
・松代象山地下壕(まつしろぞうざんちかごう)
松代象山地下壕は、アジア太平洋戦争末期に建設が進められた大規模な地下施設。
アジア太平洋戦争末期、日本は敗戦の予感がよぎる中、本土決戦に備えて軍の最高司令部である「大本営」を東京から長野に移転させるための計画の一環として掘られました。
メモ:こちらのスポットに関しては自分でピックアップしておきながら😳苦笑
ジャンルが違うなと思ったので後日、戦跡スポットまとめ記事を投稿する際にそちらに掲載変更する予定です。一旦情報だけ残しておき、後日編集します。
📍長野県長野市松代町西条479−11
アクセス:
🚌長野駅からバスで約30分
🚗長野ICから車で約20分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
なし | 有り:公式HP等でご確認下さい。 | 定休日:第3火曜日、年末年始(12/29~1/3) ※点検等による臨時休壕があります |
・大王窟/開運洞(だいおうくつ かいうんどう)
昔、安曇野を治めていたという魏石鬼八面大王(ぎしきはちめんだいおう)がいました。
魏石鬼八面大王は、安曇野に伝わる伝説上の人物(または鬼)。
魏石鬼八面大王は怪力無双の首領として知られていたのですが、その力で人々を苦しめていたそうです。
そんな中、征夷大将軍の坂上田村麻呂が立ち上がり、山鳥の尾羽の矢で八面大王を退治。
あまりに強かった八面大王が二度と復活しないよう、遺体はバラバラにされ、その胴体が現在の「大王わさび農場」の一角に埋められたという言い伝えが残っています。
📍長野県安曇野市穂高3640
アクセス:
🚃JR穂高駅 下車→🚗タクシーまたは車で約10分
🚗安曇野ICから車で約10分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
なし | 自由見学 | 駐車場無料。 季節により営業時間が異なります。 |
・黒部の洞窟
塩湯荘の対岸に位置する「黒部の洞窟」は、明治時代に旧徳島藩士の黒部銑次郎(せんじろう)が岩塩を探して掘り進めた坑道の跡です。
残念ながら岩塩は見つかりませんでしたが、銑次郎は掘り当てた塩泉を利用して製塩場を設立。
この塩泉を活用した鉱泉浴場の営業を開始しました。この取り組みが、現在の鹿塩温泉の歴史の始まりとなっています。なお、洞窟の裏手の山中には、黒部銑次郎のお墓もあるそうです。
※他ネット情報によると洞窟は2019年より立ち入り禁止になっているようですが、念の為ご確認ください。
📍長野県下伊那郡大鹿村鹿塩633
アクセス:
🚗松川ICから車で約55分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
ー | ー | 現在、立入禁止の情報あり |
・熊倉沢鍾乳洞
熊倉沢鍾乳洞の奥行きは約5メートル、高さ約3メートル、幅約1.3メートルと洞内は非常に狭め。
町の天然記念物に指定されています。
内部に鍾乳石は見られないものの、入口近くの天井には石が剥がれた跡が白く残っているそうです。
また、内部は比較的乾燥しており、鍾乳石の生成には適さない環境とされていますが、それでも石灰岩地域で溶解作用により鍾乳洞ができる例として、標本的な存在として価値が高いと評価されています。
📍大字東箕輪(長岡新田日影入)
アクセス:調べたのですが詳細な住所は不明でした。
料金 | 入洞時間 | 備考 |
なし | 自由見学 |
http://www.kamiina.jp/naturegraphy/wp-content/uploads/2022/02/7c446f2c1e550cd9922d1769d52372f0.pdf
・広河原洞穴群(ひろがわら どうけつぐん)
広河原洞穴群は、長野県佐久市と群馬県南牧村の県境に位置している洞穴群。
禅昌寺の裏山に点在する11の洞穴から成り立ち、「本穴」「地獄穴」「極楽穴」「蝙蝠穴」「屏風穴」「抜穴」「奥の院穴」など、それぞれに特徴的な名前が付けられています。長野県の天然記念物にも指定。
禅昌寺から洞穴群へと続く山道には、五百羅漢の石像が並び、山道を20分ほど歩けば、岸壁から流れ落ちる滝や小さな洞穴も見ることができます。
ちなみに洞穴群の中でも最も大きな「本穴」には、3つの地下湖が存在し、それぞれ「弁天池」「御渡池」「桟織池」と呼ばれています。この地下湖は、水温や水質の調査によって、日本でも珍しい地下湖であると確認されました。また、ここには「ケンミジンコ」という無色で目のない小さな生物が生息していることでも知られています。現在は崩落している箇所もあり、非常に危険との事です。
📍長野県佐久市田口148
アクセス:
🚃下仁田駅 下車→🚗タクシーまたは車で約35分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
なし | 自由見学 |
7.岐阜県
・飛騨大鍾乳洞(ひだだい しょうにゅうどう)
飛騨高山と奥飛騨温泉郷を結ぶ中間、岐阜県高山市丹生川町に位置する飛騨大鍾乳洞は、全長約800メートルを誇る日本屈指の観光鍾乳洞です。洞内は年間通して平均気温が約12℃。
また標高900メートルと、観光鍾乳洞としては日本で最も高い場所にあります。
📍岐阜県高山市丹生川町日面1147
アクセス:
🚗高山ICから車で約30分(冬に車でご来場いただく場合は、スタッドレスタイヤの装着を)
🚃JR高山駅 下車→濃飛バスで30分、鍾乳洞口 停留所、下車→無料シャトルバス乗り換え
※シャトルバスは路線バス到着に合わせて待機しています。
※鍾乳洞口 バス停〜飛騨大鍾乳洞まで無料シャトルバスで3分程度
料金 | 入洞時間 | 備考 |
有り:公式HP等でご確認下さい。 | 有り:公式HP等でご確認下さい。 | 季節により入洞時間が異なります。駐車場あり。 キャッシュレス決済も利用可 |
・関ケ原鍾乳洞(せきがはら しょうにゅうどう)
年間を通じて洞内の温度は約15℃。
全長518メートルの洞窟内は、約20分で回れるくらいのコンパクトな探索ができます。
130年でわずか1センチしか成長しない鍾乳石が、2メートル以上の高さに達した「玉華殿」や、鍾乳石と石筍がつながった「巨人の足」、さらに竜が天井へと向かっているようにそびえ立っている…10メートルもある「昇竜の間」は圧巻です。
📍岐阜県不破郡関ケ原町玉1328−3
アクセス:
🚃関ヶ原駅 下車→🚗タクシーまたは車で約10分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
有り:公式HP等でご確認下さい。 | 有り:公式HP等でご確認下さい。 | 季節によりパターンや入洞時間が異なります。 年末年始は休業の可能性。 |
・大滝鍾乳洞(おおたき しょうにゅうどう)
大滝鍾乳洞は、東海地方最大級の規模を誇る石灰洞窟。
その全長は約2キロメートルにも及び、このうち700メートルが一般公開されています。
入り口まではケーブルカーで向かうため、冒険気分を味わえるのも魅力です。
今現在も鍾乳石は太古のサイクルで成長を続けており、乳白色、透明度の高い鍾乳石など種類も豊富です。さらに最深部には、落差30メートル地底滝もあるとのこと。
📍岐阜県郡上市八幡町安久田2298
アクセス:
🚃長良川鉄道 郡上八幡 駅 下車→🚗タクシーまたは車で約15分
🚗郡上八幡ICから車で約15分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
有り:公式HP等でご確認下さい。 | 有り:公式HP等でご確認下さい。 | 季節によりパターンや営業日が異なります。年末年始は休業。 |
・縄文鍾乳洞(じょうもん しょうにゅうどう)
大滝鍾乳洞から車でわずか3分、縄文時代の住居跡が発見された「縄文鍾乳洞」。
洞窟内では、高純度の鍾乳石や虫食い模様が特徴的な虫食い天井、石筍など近くを近くで見ることができます。縄文早期から弥生時代にかけての先住民が暮らしていた住居跡で、炉の跡や土器、人骨などが発見されています。
さらに特筆すべきは、「縄文鍾乳洞ミステリーツアー」。
洞窟内の迷路のような通路を活かし、すべての照明を消灯。
順路表示もなくし、懐中電灯の明かりだけを頼りに探検をする、スリリングな体験です。
📍岐阜県郡上市八幡町安久田1553
アクセス:
🚗郡上八幡ICから車で約15分
🚃長良川鉄道 郡上八幡 駅 下車→🚗タクシーまたは車で約11分
🚌郡上八幡 駅 より【和良線】東安久田 停留所 下車、徒歩約25分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
有り:公式HP等でご確認下さい。 | 有り:公式HP等でご確認下さい。 | 冬季休業。駐車場無料 |
・郡上鍾乳洞(ぐじょう しょうにゅうどう)
豊かな水量を誇る「油石洞」として知られていた郡上鍾乳洞。
国道256号線沿いには大きな看板が設置されており、初めて訪れる方にも見つけやすい目印となっています。洞内は中性の水質。
なお、営業日や時間は不定期のため、お越しの際には事前の連絡をおすすめします。
📍岐阜県郡上市八幡町入間1180
アクセス:
🚌郡上八幡 駅 より【和良線】油石洞前 停留所 下車、徒歩約4分
🚗郡上八幡ICから車で約35分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
有り:公式HP等でご確認下さい。 | 有り:公式HP等でご確認下さい。 | 不定休・冬季休業。 駐車場無料 |
・郡上八幡美山鍾乳洞(ぐじょうはちまんみやま しょうにゅうどう)
郡上八幡 美山鍾乳洞は郡上市指定天然記念物で、開発時においても手を加えることなく慎重に整備が進められました。
洞内の気温は一年を通じて13~14℃に保たれており、夏は涼しく、冬は暖かいという状態です。
美山洞穴郡と呼ばれるこの一帯には、約2億5千万年前のペルム紀の海底で生成された石灰岩が多く、数十の鍾乳洞が点在しています。
他に美山鍾乳洞には一般観光洞以外に、照明の無い洞窟探検(ケイビング)専用の鍾乳洞があります。
📍岐阜県郡上市八幡町入間421
アクセス:
🚗郡上八幡ICから車で約25分
🚃長良川鉄道 郡上八幡 駅 下車→🚗タクシーまたは車で約25分
🚌郡上八幡 駅 より【和良線】八幡鍾乳洞前 停留所 下車、徒歩約20分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
有り:公式HP等でご確認下さい。 | 有り:公式HP等でご確認下さい。 | 木曜日・冬季休業。駐車場無料。 季節により営業時間が異なります。 |
・ニコイ洞
怪我のリスクや命の危険がありそうなニコイ洞。
観光洞ではないので一般の観光としては訪れない方が良いでしょう。
※ちなみに、ニコイ洞近くにあるニコイ(大滝)トンネルもなかなかの秘境トンネルで冒険心をくすぐられます。
📍岐阜県飛騨市宮川町菅沼
アクセス:調べたのですが詳細な住所は不明でした。
料金 | 入洞時間 | 備考 |
なし | 自由見学 |
・蛇穴(じゃあな)
美しい清水が湧き出る奥行き約25mの鍾乳洞。
古くから恐ろしい大蛇が姿を現し、天へ昇っていったという伝説が伝わっています。
📍岐阜県郡上市和良町野尻895
アクセス:
🚗郡上八幡ICから車で約32分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
なし | 自由見学 |
8.静岡県
・竜ヶ岩洞(りゅうがしどう)
標高359メートルの竜ヶ石山に位置する竜ヶ岩洞は、総延長1,046メートルを誇る東海地方最大級の鍾乳洞です。そのうち、400メートルが一般公開。
約2億5千万年前の地層とされる石灰岩地帯に形成されたこの鍾乳洞は、年間を通じて洞内の平均気温が18℃に保たれています。
中でも、地底に広がる落差30メートルの「地底の大滝」は圧巻の迫力です。
📍静岡県浜松市浜名区引佐町田畑193
アクセス:
🚗浜松いなさICから車で約10分
🚗浜松西ICから車で約30分
🚗三ヶ日ICから車で約30分
🚌天竜浜名湖鉄道 金指(かなさし)駅 より「奥山行き」バス乗車、約15分
→竜ヶ岩洞入口 停留所 下車、徒歩約7分
🚌JR浜松駅より遠鉄バス「奥山行き」バス乗車、約1時間
→竜ヶ岩洞入口 停留所 下車、徒歩約7分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
有り:公式HP等でご確認下さい。 | 有り:公式HP等でご確認下さい。 | 年中無休。駐車場無料。 |
・駒門風穴(こまかどかざあな)
駒門風穴は約1万年前、新富士噴火によって形成された溶岩隧道。
洞内は途中で2つの道に分かれ、約150メートルほど奥まで入ることができます。
年間を通じて内部の気温は13℃に保たれ、涼しく快適な環境で散策を楽しめます。
国の天然記念物にも指定。
📍静岡県御殿場市駒門69
アクセス:🚃富士岡駅から徒歩約20分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
有り:公式HP等でご確認下さい。 | 有り:公式HP等でご確認下さい。 | 季節により営業時間が異なります。休業日あり(事前にご確認下さい) |
・人穴富士講遺跡(ひとあなふじこういせき)
世界遺産・富士山の貴重な構成資産、「人穴富士講遺跡」。富士山の噴火によって生まれた溶岩洞穴で、江戸時代には富士(山)信仰の修行の場にもなっていた神聖な場所です。
主洞は高さ約1.5メートル、幅約3メートル、奥行きは約90メートル。
その最奥部からさらに細い穴が続いており、伝説では神奈川県の江ノ島までつながっているとも言われています。洞内には現在も石仏が安置され、当時の信仰の名残を感じることができます。
※現地ガイドの同伴なしでの入洞はできないとのことです。
📍静岡県富士宮市人穴206
アクセス:
🚃JR身延線 富士宮 駅 下車→🚗タクシーまたは車で約40分
🚗東名富士ICから車で約50分
🚗新東名新富士ICから車で約35分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
なし | 周辺の自由見学可 入洞は要事前予約 | 駐車場あり 入洞(見学)できる曜日・時間等はお問い合わせ下さい。 |
・龍宮窟(りゅうぐうくつ)
伊豆半島南部の田牛(とうじ)に位置する龍宮窟。
直径約50メートルの壮大な天窓が特徴の海食洞です。
龍宮窟は、太古の海底火山の噴出物で形成された地層が隆起し、波の力で削られ、さらに天井の一部が崩れたことで、今のような天窓の形状となりました。
龍宮窟の天窓は伊豆の各地にあるものの中でも最大級とのことです。
【注意】
現在は落石の危険があるため、洞窟内の一部には立ち入ることができません。
また、龍宮窟へおりる階段の下にはゴロゴロとした岩が多く転がっているため、動きやすく歩きやすい服装、履き物(スニーカー等)での訪問をおすすめします。
龍宮窟上部の遊歩道では滑りやすい箇所もあるので、注意しながら散策をお楽しみください。
📍静岡県下田市田牛
アクセス:
🚃伊豆急下田 駅 下車→🚗タクシーまたは車で約15分
🚌伊豆急下田駅より【東海バス】「田牛行き」バス乗車、約20分
→龍宮窟 停留所 下車、徒歩約3分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
なし | 自由見学 | 駐車場有料(?) |
・小堀谷鍾乳洞:青谷鍾乳洞(こぼりや しょうにゅうどう:あおやしょうにゅうどう)
ドラマ「VIVANT」や大河ドラマ「おんな城主直虎」のロケ地としても使用された鍾乳洞。
小堀谷鍾乳洞は、「青谷鍾乳洞」という別称がある鍾乳洞です。
洞口の横に照明のスイッチがありますので入洞する際はスイッチをON。
+
帰る際には照明のスイッチをOFFにするのを忘れずに。
📍静岡県浜松市天竜区青谷2520
アクセス:
🚌西鹿島駅より【遠鉄バス】「くんま水車の里行き」バス乗車、約10分
→青谷橋 停留所 下車、徒歩約30分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
なし | 自由見学 | 駐車場あり |
・鷲沢風穴(わしざわふうけつ)
浜松市北区鷲沢町に位置する鷲沢風穴は、同じ市内にある観光名所「竜ヶ岩洞」と同じ石灰岩でできた鍾乳洞です。洞内の温度は年間を通じて15℃前後。最大の特徴は全国でも珍しい真っ平らな天井「水平天井」。
鷲沢風穴はゆっくり見て回って20分程度くらいの規模感ですが、冒険好きな方には、匍匐(ほふく)前進で進む細いルート「胎内くぐり」がおすすめ。
ただし服が汚れる可覚悟で、動きやすい格好で臨んで下さい。
全長は約200メートルと竜ヶ岩洞(公開部分400メートル)ほどの規模ではありませんが、その魅力は洞内探検の自由度にあります。
複雑に入り組んだ洞内には、高低差のあるルートや体を屈めて進む細い通路が点在。
ヘルメットも無料で貸し出されています。
子ども用ヘルメットも用意されているため、家族連れでも安心して楽しめます。
📍静岡県浜松市浜名区鷲沢町428
アクセス:
🚌鷲沢公民館 バス停留所から 徒歩約4分
🚗浜松SA スマートインターから車で約15分
🚃天竜浜名湖鉄道天浜線 都田駅 下車→🚗タクシーまたは車で約5分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
有り:公式HP等でご確認下さい。 | 有り:公式HP等でご確認下さい。 | 駐車場あり 臨時休業あり |
・室岩洞(むろいわどう)
伊豆半島の海底火山時代に堆積した火山灰が長い年月を経て変化した「伊豆石」。
その石材を切り出していた石切り場跡が、室岩洞(むろいわどう)です。
昭和29年頃まで石切り場として石を切り出していましたが、観光整備され、昭和57年に一般公開されました。
内部にはトンネル状の石丁場内の地層や石切り跡が点在し、コウモリも生息している洞窟もあります。
手掘りで採石を行っていた時代の職人たちの工夫の痕跡が随所に見られます。
洞内は広さ約2,000平方メートル、遊歩道は全長180メートルほど。手すりや照明、順路表も設置。
松崎町の伊豆半島ジオパークの一つとして、多くの訪問者を魅了しています。
室岩洞内の照明は、午前8時30分に点灯し、午後5時に消灯。
消灯後は洞窟内が完全に暗闇となる為、安全確保上、午後4時30分以降の入洞はご遠慮ください。
📍静岡県賀茂郡松崎町道部371
アクセス:
🚌伊豆急行伊豆急下田駅より【東海バス】「堂ヶ島行き」バス乗車、約50分
→松崎 停留所 下車、タクシーに乗り換えて約5〜10分
または
→松崎 停留所 下車、徒歩約33分
🚌東海バス松崎ターミナルより【西伊豆東海バス】「雲見入谷方面行き」バス乗車、約6分
→室岩洞 停留所 下車、徒歩約5分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
一般公開無料 ガイド:有料にて依頼可能 | 有り:公式HP等でご確認下さい。 | 無料駐車場あり(普通車数台程度) ※マイクロバス駐車可能 |
・まぶ湯(安楽寺)
【番外編】
注)見学のみで、入浴はできません。
安楽寺の境内にある洞窟(坑道)の中にある温泉♨️山門入り口の脇の道を進むと洞窟があり、お湯が湧き出ています。
金鉱採掘の途中で湧き出した温泉が、土肥温泉の始まりとされています。
病気平癒の伝説の残るスポットで「医王泉」とも呼ばれる由緒ある温泉です。
現在は入浴することはできませんが、浴槽の脇には「湯かけ地蔵」が祀られており、地蔵の体の部位に温泉をかけ、同じ箇所の平癒を祈ると霊験があると言われているそうです。
📍静岡県伊豆市土肥711 (静岡県伊豆市土肥709)
アクセス:
🚌伊豆箱根鉄道修善寺駅より【西伊豆東海バス】「松崎行き」バス乗車、約45分
→馬場 停留所 下車、徒歩約3分
🚗沼津ICから車で約1時間10分(R1・R136号線経由)
料金 | 入洞時間 | 備考 |
有り:公式HP等でご確認下さい。 | 有り:公式HP等でご確認下さい。 | 年中無休(不定休の可能性も有) 無料駐車場あり |
・滝沢鍾乳洞(たきさわ しょうにゅうどう)
1993年に発見された滝沢鍾乳洞。立ち入り禁止のため現在は観光することはできませんが、興味深い伝説を持つ場所。
かつて村人が犬を洞内に入れたところ、数日後に遠く離れた長野県の諏訪湖に姿を現したという話が案内板に記載されているそうです。
洞窟内は年間を通じて15℃前後という、天然の冷蔵庫のような安定した気温が保たれており、この特徴を生かして、明治から大正時代にかけて養蚕に活用されていました。
洞窟内では縄文時代や弥生時代の土器も発見。訪れた人のブログによると、滝沢鍾乳洞の洞口からは想像できないほど内部には広大で天井が高いエリアも存在しているとのこと。
観光洞ではないので装備はライトを予備含め2本以上、ヘルメット、防塵マスク、手袋、汚れても良い服装と靴等のガチ装備が必要。洞内にはカマドウマやコウモリも生息。
📍静岡県浜松市浜名区滝沢町1520
アクセス:
🚌浜松駅より【16番乗場】「46系統 市役所・都田・滝沢東行き」バス乗車、約1時間
→浜松市立滝沢小学校裏山の中腹に鍾乳洞あり。グランドの奥に、登り口の階段があります。
料金 | 入洞時間 | 備考 |
ー | ー | 現在、立入禁止の情報あり |
・御胎内(おたいない)
静岡県御殿場市の御胎内清宏園の中にある国指定天然記念物・溶岩隧道「御胎内(おたいない)」は、富士山の噴火によって形成された溶岩洞窟です。全長68メートル。
洞窟は独特なU字型の形状で、その構造が「人体の内部」に似ていることから「御胎内」と呼ばれるようになりました。洞窟では富士山の修験者が、修行をしたと伝えられているそうです。
「子宝に恵まれる」「安産に良い」と伝えられ、子宝祈願や安産祈願のパワースポットとしても人気の場所。洞窟見学では、まるでお産を疑似体験しているかのような感覚が味わえるのだそうです。
洞窟の中は泥だらけになるので、足元は長靴かロングのレインブーツがおすすめ+レインコート◎
隧道内は狭く足元の悪い場所あり。汚れても良い格好で、ライトも持参した方が安心かもしれません。
📍静岡県御殿場市印野1382−1
アクセス:
🚃御殿場駅 下車→🚗タクシーまたは車で約16分
🚗御殿場ICから車で約20分
🚗裾野ICから車で約25分
🚌御殿場駅より「印野本村行き」バス乗車、約20分
→富士山樹空の森 停留所 下車、徒歩約10分
※印野本村行きバスは運行本数が少ないため、富士急モビリティに事前に時刻表を確認される事を推奨します。
料金 | 入洞時間 | 備考 |
有り:公式HP等でご確認下さい。 | 有り:公式HP等でご確認下さい。 | 年末年始休業 駐車場あり 季節により営業時間が異なります。 |
9.愛知県
・乳岩(ちいわ)鍾乳洞(洞窟)
数年前、筆者が訪れた際、崩落により鍾乳洞までたどり着けなかったという悔しさの残るスポット。
目的地までハイキング(トレッキング)するので往復で数時間の時間を見ておいた方が安心です。
乳岩峡の入口手前にはトイレがあります。24時間利用可能で、洋式&水洗式。
この先トイレはないので、出発前には必ず済ませておいた方が良いでしょう。
装備もトレッキングシューズ等、しっかりと山歩きをするつもりで装備をし、動きやすい服装で訪れる事をおすすめします。アクセスルートは起伏が激しく、体力に自信のない方やご高齢の方にとってはやや挑戦的。道中、階段の手すりが錆びているそうなので手袋必須とのこと。
そして階段ですが途中からハシゴ状になっているので登る時は注意が必要です。お気をつけ下さい。
📍愛知県新城市川合乳岩
アクセス:
🚃三河川合駅 から徒歩約45分
🚗新城ICから車で約45分
🚗鳳来峡ICから車で約10分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
なし | 自由見学 | 周辺駐車場あり ※季節により、混雑が予想される場合は満車の可能性あり |
・風天洞(ふうてんどう)
岩戸山観世音寺の境内にある自然洞窟「風天洞」は、長さ500メートルにも及ぶ御影石でできた洞窟。洞内には七福神をはじめ、数百体もの石仏や石像が安置されています。
洞窟の中央には霊水が湧き出ており、この水で財布を洗うと金運が上がると伝えられています。
洞窟内部にはカマドウマがたくさん居るという口コミあり。
📍愛知県豊田市大蔵町横手山5
アクセス:
🚗名古屋ICから車で約70分
🚗豊田勘八ICから車で約50分
※周辺までバスが通っていないとの事で、車での訪問を推奨。
一応、バス停→タクシー🚕ルートも、あるはあります。
料金 | 入洞時間 | 備考 |
有り:公式HP等でご確認下さい。 | 有り:公式HP等でご確認下さい。 | 駐車場あり(有料) |
・嵩山蛇穴(すせじゃあな)
奥行き約70メートルの「嵩山蛇穴」は、縄文時代の洞窟遺跡として国の史跡に指定された鍾乳洞です。その名は昔、大蛇が住んでいたという伝説に由来しています。
洞窟の入口は高さ1.5メートル、幅3メートルほどで、自由に出入りすることが可能。
しかし、観光用に整備された洞窟ではないため、安全のために照明ライトやヘルメットなどの装備が必要です。
📍愛知県豊橋市嵩山町
アクセス:
🚌豊橋駅より【豊鉄バス】豊橋和田辻線(72、73系統)乗車
→嵩山 停留所 下車、徒歩約10分
🚌【豊鉄バス】(豊橋和田辻線)藤藪 停留所 下車、徒歩約10分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
なし | 自由見学 | 駐車場あり (ただし2台程度とのこと) |
・巌頭洞(がんどうがま)
愛知県犬山市の東部、八曾山のふもとに位置する「巖頭洞」。
山のふもとにあるので装備は山登りができる格好で、トレッキングシューズ等で行くと安心かと思います。観光洞ではないため、ライトなどは各自お持ち下さい。
📍愛知県犬山市
アクセス:
🚃犬山駅 下車→🚗タクシーまたは車で約20分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
なし | 自由見学 |
・古戸の風穴(ふっとのふうけつ・かざあな)
愛知県東栄町の山奥に位置する「古戸(ふっと)の風穴」は、1976年に発見された総延長約1200メートルの鍾乳洞。かつて観光地化が検討されたものの、洞窟内の狭さから計画は断念されました。しかし、その特性が逆に「ケイビング(洞窟探検)」に最適なスポットとして注目を集め、なんと2024年5月からツアーが開始されることに。
洞窟の発見者である伊藤さんの思いを受け継ぎ、ツアーを運営するのは探検家として国内外で活動する松下剛士さん。専門知識を生かし、初心者でも安心して楽しめるコースが用意されています。
筆者も、これは是非ともケイビングツアーに参加したい所存です!!!
参考記事→https://newsdig.tbs.co.jp/articles/cbc/1222691?display=1
📍愛知県北設楽郡東栄町振草
アクセス:🚃東栄駅 下車→🚗タクシーまたは車で約25分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
ケイビングツアー料金 | 要問合せ |
・猿ケ洞風穴
こちらのスポットに関してはあまり情報がなかったのですが、Xで確認したところ「岩のトンネル」という形容が一番適しているような気がしました。
ただし気をつけなければならないのは、気温の寒暖差が大きいと岩が割れ、落石が発生することがあるそうです。そのため、くぐる際は十分に注意が必要です。
愛知県設楽町
— 森本勝巳 (@40cmKatsumi) March 17, 2024
岩古谷山(岩古谷城)
猿ケ洞風穴 pic.twitter.com/5KUFKYgmZv
📍愛知県北設楽郡設楽町荒尾
アクセス:🚃大海駅 下車→🚗タクシーまたは車で約35分
料金 | 入洞時間 | 備考 |
なし | 自由見学 |
さいごに
今回紹介させて頂いた洞窟や鍾乳洞は、日本各地に散らばる神秘的な自然財産だと言えるのではないでしょうか。
訪れる際には、安全に十分注意しながら探索を!!
装備や天候の確認はもちろん、ガイドさんがいる場合はガイドさんの指示に従ってください。
自然が作り出した壮大な景観を見るべく、新たな冒険の第一歩を。